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愛も恋も甘くはない ページ17
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「 助けてあげよっか 」
「 え 」
耳を疑った
確かに助けて欲しいとは思ったけど ､ まさかこんなに事が上手く運ぶなんて思いもしなかったから
「 交換条件 」
「 さっきの事黙っててくれる代わりに俺が小宮さんの事助けてあげる 」
茅ヶ崎さんの言葉に首を縦に振った
地の底にいた私にハシゴを掛けられた気分だ
「 お願いします 」
腰から曲げて頭を下げた
するっと解いていた髪の毛が流れる
ポンっと手を乗せられくしゃりと撫でられた
トクンと胸が高鳴った。いつぶりだろう
やつには違う意味でドキドキしていたがこのドキドキは大学生以来だ
「 あの ､ 」
顔を上げれば茅ヶ崎さんと目が合った
それだけでまた鼓動は加速し私はただただ混乱する。これが世に言う吊り橋効果なのだろうか
「 とりあえず小宮さん ､ 携帯貸して？ 」
小さく頷き細かい動きを刻む携帯を彼に渡した。
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作者名：MinT・パンナコッタ・さやえんどう・すずめ・ひなた＊ x他4人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2017年6月1日 18時
