ジェーロは花束を抱えた。 ページ2
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「 ったく、なんで俺が...。 」
「 まぁまぁ！ 」
ゆっきーと２人でセッツァーの部屋に向かう。
こうなったのはカントクちゃんの一言が原因なわけで。
__________
「 あ！ 」
カントクちゃんが何かを見つけたように声を上げる。
目線の先はテーブルの上、２つ並べられた セッツァーとAちゃんのスマホ。
確か２人とも今ゲームのイベントを緩く走っているとかでないと困るだろう。
「 幸くん、三好くん。ちょっと行ってきてくれないかな？ 」
ゆっきーは暫し固まったまま、オレはスマホを受け取った。
「 ささ、ゆっきーいこ〜☆ 」
「 チッ、しょうがないなぁ！ 」
__________
... という訳だ。
ちょっと長い廊下をゆっきーと歩く。
ゆっきーは２人のスマホに興味津々な様子で。
確かに、いつもスマホの画面を見せてくれない２人だ。気になるのも仕方ないのだろう。
ちょっとだけ、そう思ってロック画面を見る。
「「 えっ、 」」
そこに映ったのは海と、同じブレスレットをつけた２つのピース。
ふたりとも、同じ待ち受け___？
「 ちょちょちょ、どーゆーこと！？ 」
「 ... 待って理解が追いつかない。 」
「 これって本人に聞いた方が早いカンジじゃない？ 」
「 そ、そーだね。さっさと行こう。 」
２人が犬猿の仲だと思い込んでいたばかりに、この事実には驚きだ。
混乱する頭を放置して、２人でAちゃんの１人部屋を目指した。
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作者名：MinT・パンナコッタ・さやえんどう・すずめ・ひなた＊ x他4人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2017年6月1日 18時
