31話 俺達に向けての花言葉 sha目線 ページ33
シャオロン目線
〜エノワール サンデー通り〜
俺達はAちゃんから貰った栞をじっと見つめながら考えていた。
あの時、何がいけなかったのか？
過ちはまだあるのか？
そして、この栞の花にはどんな意味が込められているのか？
ただそれだけを考えながら、この都市の中で有名な花屋を目指していた。
しかし
「えっ、店閉まっとるやん！」
店の扉に掛けられた閉店の文字。
俺達が、はんば諦めようとしている時だった。
カランッコロンッ
「あら、どうされましたか？」
ベルの音と共に、店の中から女性が出てきた。
「えっと、この花の花言葉を知りたかったんやけど・・・。」
そう言って、栞を差し出すと
「この花は、サンマリーコーストね。とても、綺麗にできてるわね〜。」
と、マジマジと栞を見つめられた。
「あ、ごめんなさい！花言葉でしたよね。」
「はい・・・。」
「ふふっお二人さん、とても幸せですね。」
「えっ」
「どうしてですか⁉」
コネシマが驚いて、急かす様に聞くと女性は答えた。
「この花言葉は、”愛しています”なんですよ。」
“愛しています”
これが
「俺達に向けての・・・花言葉？」
「えぇ、そうですよ。って、ごめんなさいっ！そろそろ行かないと！」
「あ、あぁ。すいません、わざわざ足を止めさせてしまって。」
「いえいえ、それでは！」
そう言って、女性は走り去ってしまった。
「ッ・・・Aちゃんッ。」
嬉しかった、とにかく嬉しかった。
彼女がまだ、俺達の存在を拒んでいない事が。
しかし、その一方で
ポタポタ
「ッ・・・」
コネシマは俯いて、涙を流していた。
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クルカ(プロフ) - 有さん» そうなんですか！？凄く嬉しいです！！part3も投稿し始めたので、そちらも楽しみにしていて下さい！！ (2019年1月8日 0時) (
レス) id: 9c782127cb (このIDを非表示/違反報告)
有 - あのですね？私、何時も主人公に感情移入しちゃって、主人公と泣くことが多いんですよ。今回、客観的に見てても、泣ける小説は初めてです！（最高でしたわ。はぇぇ） (2019年1月7日 23時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 続編！もちろんよろしくお願いします〜楽しみにさせてもらいますね！ (2018年6月24日 16時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
クルカ(プロフ) - ハクさん» 閲覧ありがとうございます！もう少しで続編に行きそうなので、そちらでもよろしくお願いします！！ (2018年6月23日 22時) (レス) id: 9c782127cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 初めまして！ハクと申します。いいっすね^~続きが楽しみです、これからも頑張って下さいね(*´ω｀*) (2018年6月23日 21時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クルカ | 作者ホームページ：http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/
作成日時：2018年4月1日 13時
