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「父親、ですか」


TH『あ、いえなんでもありません。すみません急に』


『テヒョナ、何聞いてるの…w』


「テヒョナなの?」


『ちょ、A?』


TH『…A?やっぱりA?』


『あんた達知り合いだったの?』








シーンと静まる部屋

A子の言葉だけが置かれたまま

なんて答えれば?

知り合いなんだけど私にとっては知り合いだなんてもんじゃない

ひとまずこの場においてはっきりと知り合いだって公言していいんだろうか

そんなことを考えている間に先に彼の口が動いた








TH『はい、僕の元カノです...』


「はあ?!」


『はあ?!』


JH『はあ?!』


NJ『ん...?』


JK『何言ってんの』


SG『ついにやらかした』


JN『Aさんかわいいもんね』


『あ、なんだびっくりしたw 冗談ねw テヒョナ初対面の子にそれはきついわよ』


TH『いや 本当だよ高校の時の彼女...』


「いや、あの」









何言っちゃってんのって思ったけど

多分彼、すごくパニックになってる

目は泳いでるし

耳は真っ赤

昔と変わらない

こんな状況でも目の前の彼の一つ一つの仕草に少しほっとしていた









『え、待ってもしかしてAがいってたみかんちゃんの父親って』


TH『いやそれは...わからないっていうか』


NJ『おいそういうのは...!』








慌ててメンバーの1人がテヒョナとA子の会話を遮る

それもそうだろうとすぐに察することができた

控え室の中にはスタッフが複数といる

特に女性スタッフはこちらに注目をしていた








『はあ、え...』


「あの、私とテヒョンさん?は初対面です。」









もちろん無理がある

さっきの会話の過程を踏まえている現在に私の発言は無理があった

でもこの状況を考えて

彼はアイドル

ファンは大勢

彼は若く

子供がいるだなんて

元カノがわざわざライブに子供連れてきてこんにちはだなんて

私の存在は多大なる障害








「あの、今日はありがとうございました。楽しかったです。」


『えっと、あ。行こっか』


「うん。失礼します。行くよみかん」








控え室を出て、私たちの事情を知らない廊下を歩く

内心せわしなくごちゃごちゃと









「みかん、お腹すいたでしょ」


『さっきのお兄さん誰?』


「カッコよかったね みかんああいうお兄さん好き?」









いや何聞いてんだ私

ああいうお兄さん好きなのは私

だめだ

13→←11 TH side



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JiHi1204(プロフ) - すごく、胸にきます…更新楽しみしてます(*^^*) (2018年10月20日 19時) (レス) id: cd3609355b (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - プラスチック製さん» お返事ありがとうございます(*^ω^*)色々とお忙しいと思いますのでご無理はなさらないでくださいね^^更新とっても楽しみに待っております! (2018年10月9日 13時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
プラスチック製(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!たいっっっっっっっっっっっっっへん遅くなってしまって、申し訳ないです。これから次々更新頑張りますので、ご愛読お願いしますm(__)m (2018年10月9日 12時) (レス) id: 62d31a9840 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新待ってました^^ (2018年10月9日 12時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - プラスチック製さん» 早速なん年前……と書かれていて、すごくわかりやすかったです!!もちろんです!頑張ってください! (2018年3月7日 18時) (レス) id: c78f3d5d68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プラスチック製 | 作成日時:2017年10月27日 19時

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