骨の髄まで狂わせて【過去最高三位御礼番外編】

1 女神様。 ページ2

彼女は俺の女神様だ。

日光を知らないような白くて綺麗な肌。
お人形さんみたいに長い睫毛に抉りたくなるような大きな瞳。
ひとつひとつ切り落として持ち歩きたくなるような細長い指。
黒くてさらさらの長い髪は一本一本全部


俺のモノ＿＿＿＿＿＿＿＿＿。




ああああ…………可愛いなあ…………。


くだらない教師が説明する世界史の授業を右から左へ聞き流す。


授業中、彼女の髪と爪を愛でながら俺の頭の中はいつも






Aでいっぱいだった。




俺の愛おしいA。

俺だけのA。



同じ校内にいる君は、今何を考えているのかな。
今、俺の事考えてくれているのかな。
誰を見ているのかな。


同じ教室にいない自分には分からない。







……………あーあ。殺したいなあ。



Aと同じ教室で授業を受けて、Aと同じ空間の息を吸うその害虫が。

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