百七十話 お兄さん ページ1
A「ん……んん…………。」
目が覚めると、知らない部屋のベットの上だった。
大きなベットに、モノクロで統一された家具。
そして大きな水槽…………。
ここは、何処だろうか…………。
ふと昨日の事が頭に浮かぶ。
私の中に蘇ったあのおぞましい記憶。
A「…………うっ……。」
激しい吐き気に見舞われ、私は手で口を覆った。
その時、ガチャリと部屋の扉が開いた。
入って来たのは、川原、月夜さんだった。
月夜「Aちゃん、おはよう。良く眠れたかな?」
柔らかく微笑する月夜さんを見て、昨日の出来事が蘇る。
私、寝ちゃってたんだ。
A「あ、ありがとうございます…。あの…ここは?」
月夜「ああ、俺の家だよ。」
何と、私は知らない男の人の部屋で寝ていたのか。
しかし、とても綺麗に整頓された部屋だった。
棚には幾つもの香水瓶が並んでいる。
月夜「ところでAちゃん。今起き上がれるかな?」
A「はい…。」
月夜「話があるんだ。」
そう言って私は月夜さんについて、リビングまで行った。
まるでホテルの様にモダンな雰囲気の二十畳はあるリビング。
センターテーブルに雑誌がばら撒かれてるのがとても洒落て見える。
大きな窓からは昼の街並みが一望出来た。
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日名無 りん(プロフ) - NZMさん» ありがとうございます!!!!綺麗なんて……!!!光栄です!!! (2019年12月3日 23時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
NZM(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても綺麗な作品だなと思いました! (2019年12月2日 23時) (レス) id: 13f970b2f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - まりもさん» それは本当に良かったです!皆様のお陰様で無事完結を迎えられました! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - ヤンデレ系は苦手なのですが、これは続きが気になるほど面白かったです。完結、おめでとうございます! (2019年7月27日 14時) (レス) id: 6b2aac275b (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 日名無 りんさん» マジか衝動でここまで描けるのすごい (2019年7月25日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月21日 18時