百六十五話 誰の言葉？ ページ46
ガシャンっ！
耳を劈く様なガラスの割れる音。
床に突撃した花瓶はあっという間に粉々になった。
私はその破片を素早く拾い上げると、革製の首輪をその破片で思い切り引き裂いた。
首輪は見事に外れ、私はドアを目掛けて走り出した。
月狂「あっははは。逃げてごらんよ。君はもう助からないんだから。」
そんな声などお構い無しに私は走った。
広い廊下をずっと走っているとどこが出口なのかさっぱり分からなくなる。
ふと私は沢山の窓に目を向けた。
窓の外に見えるのは、見覚えのある薔薇園。
『ひな。俺は毎晩ここで待っている。だから、会いに来れる日に、会いに来てくれ。』
ふと誰かの言葉が思い浮かんだ。
＿＿＿＿＿＿誰の？
考える前に私は窓を開け、薔薇園に飛び込んでいた。
その先に、私を待ち構えていた人物がいた。
「A!」
百六十六話 怖かったね→←百六十四話 君は永遠に逃げられない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ！ありがとうございます！完結まで頑張ります！ (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています！！楽しみで仕方なくてドキドキしてます！！これからも更新頑張ってください！！ (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年6月8日 18時
