八話 華 ページ9
side月狂
俺の腕の中で、すやすやと寝息をたてている彼女をずっと見ていた。
首にはもう陶器の様な白い肌ではなく、俺の咲かせた赤い華達が咲き乱れていた。
ああ、綺麗。
本当に綺麗。
俺の女神様。
彼女を見ていたら、本当に彼女を殺してしまいそうで怖かった。
彼女には白が良く似合う。
何も知らないまっさらで純粋で潔白な白………。
月狂「…ああ、好き…好き好き好き好き……愛してるよ………。」
彼女の白雪姫みたいに白くてすべすべしている頬を舐め上げた。
美味しいなあ。
この女神様を独占していいのは、俺だけ。
まだ寝ている彼女の頬、首、唇にキスをした。
それから、もう必要の無いはずの携帯を取り出した。
この携帯を残しているのも、彼女とずっとずっと一緒にいる為。
ある番号に電話を掛けた。
相手が応答するのに十秒も掛からなかった。
『……っっ月狂様っっっ!!?ど、どうかなさったのですか?』
電話の相手は若い男。
月狂「……………………お前に命令だ。」
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日名無 りん(プロフ) - ふわさん» ありがとうございますっ!!はい、月狂のイメージ画です! (2019年9月27日 15時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ - このシリーズ大好きです!十四話のイメ画は月狂ですか?? (2019年9月26日 22時) (レス) id: 52abb0a881 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - あ、やばっ「」つけんの忘れてた (2019年8月19日 19時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 日名無 りんさん» 本当の幸せはその者しかわからないぞ。そうか…ならばこの先を行くことだそうすれば君に幸福が現れるであろう。 (2019年8月9日 13時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» 「恨まれるのは…僕も怖いよ。だけどあの悪魔の所にいちゃ、お姉ちゃんは本当に幸せにはなれないんだ。僕はお姉ちゃんが心の底から幸せになって欲しい。その為なら、この僅かな躊躇いも飲み下せるよ。」 (2019年8月8日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年7月23日 23時