三話 支配欲 ページ3
その笑顔を見た時、これが、これこそが天使なのだと実感した。
そして自分の胸の奥深くで何かの感情が芽生えたのだ。
それは今までに感じた事の無い、熱く、深く、黒い感情だった。
それが支配欲、独占欲。
僕のものにしたい。
苦しめたい。
独り占めしたい。
閉じ込めたい。
殺したい______。
小さなベッドの中でタオルに包まれた僕の天使。
俺はその頬に手を添えて、一人ほくそ笑んだ。
ああA。
僕のA。
その笑顔は、永遠に僕のものだよ。
絶対に、離れちゃダメだからね。
僕が赤ん坊に触れた事を見て安堵した母は、僕から目を離し、Aの母と会話している。
僕はその隙を狙って、まだ赤ん坊のAの柔らかくて細い髪を一本、優しく優しく引き抜いた。
そして、つぶらな瞳を僕に向けるAが愛おしくて堪らなくて、僕は迷わず
彼女にキスをした。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時