検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:156,094 hit

三十四話 決意 ページ13

"俺はなァ、中途半端な事が大っ嫌いなんだよ。行方不明事件だって被害者や被害者の家族を放っておくのか!?そんな中途半端な事しかやれねえで刑事なんて言ってられねえ!"



"俺は追うと決めたら絶対に追いつく。言った事に責任を持てねえヤツはやってても意味ねえ"



櫻井さん…………………!!

野水はやり切れない思いにかられていた。

写真立ての中の櫻井刑事が、こちらに向かって微笑んでいる。

涙と鼻水で顔をグシャグシャになった野水にはぼやけていて、見えない。



___おい、なあに泣いてんだ。野水。男がそんなんで、いいのか。もっとしゃきっとしろ!__


不意に、櫻井刑事の声がした気がして、野水ははっ、と後ろを振り向いた。

だが案の定、そこには誰もいなかった。

いるはずもなかった。


櫻井さん……………………。


俺は、貴方の仇を打ちます。


済木 月狂を必ずこの手で捕まえてみせます!!

俺が生涯泣くのは、これが最期でしょう。


野水は、写真立ての中の櫻井刑事に向かって、誓った。

三十五話 可愛がってあげる→←三十三話 悪い記憶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:ヤンデレ , 狂愛 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

日名無 りん(プロフ) - †天使系殿厨ちゃん(笑)†さん» わああー!お話考えるのクソヘタなので嬉しいです泣泣泣 ありがとうございます!!! (2019年10月12日 10時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
†天使系殿厨ちゃん(笑)† - あのー、まだ続くんですか…?嫌だーー。怖いよーー。…でも読んじゃう!!笑 だって内容が!内容が!(※大事な事なので2回言いました)面白過ぎるんですもん!! (2019年10月12日 0時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» そしたら月狂はシスコンヤンデレになっていたかもしれない…笑 (2019年8月20日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ていうか、私は月狂の妹になって手伝いたい← (2019年8月20日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - これで何度めしょっぱなから読み直したか(1から) (2019年7月24日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。