今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:41,040 hit
小｜中｜大
10 ページ9
「ああ、ごめんね？クッキー焼いたからAにもどうかって。ほら…紅茶も入れたてだよ？」
そう微笑む兄はやはり美しい。
持っていたトレーを白いアンティーク調テーブルに置く。
リチャードジノリのティーカップに入った湯気立つダージリンの良い香りが部屋中に広がる。
「わあ……。美味しそう！お兄ちゃんのお菓子大好き！」
「ふふ、知ってるよ。Aの事で俺が知らない事なんか無いよ？」
兄は口角を上げ、頬杖をついた。
クッキーを一つ口に運んだ。
バターの香りが口内に広がり、程よい甘さと、ナッツの味がした。
…………………兄のクッキーの味だ。
「やっぱりお兄ちゃんのクッキーは美味しいね。いくらでも食べられるよ！」
「可愛いね。Aは。」
そう微笑して、私の頭を撫でた。
「ねえ、A………………。」
"お兄ちゃんの事、好き？"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日名無 りん(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます嬉しみが深いです泣泣 (2019年7月25日 20時) (
レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - りんさんのヤンデレ作品大好きです (2019年7月25日 19時) (レス) id: e94a41b362 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年4月27日 20時
