骨の髄まで愛してるーヤンデレ彼氏の行き過ぎた愛ー

四十七話 約束 ページ49

月狂「ね？お姉ちゃんは、また明日探そう？」

俺は立ち上がるとその子を宥めるように言った。



「……………じゃあ、じゃあおにいちゃがこれを預かってて！」


そう言うとキーホルダーを差し出してきた。
絶対だよ、というような目に、押された訳では無い。


ただ、単純に、子供は純粋なんだなあと思った。




純粋で、素直だ。

きっとこの子は、親の愛情を最大限に注がれた幸せ者であろう。


どうすれば母親に愛されるのだろうと考えた事はないのだろう。



そして、たとえ何百人、何千人と犠牲者をだそうと、手に入れたい人も、簡単に手に入れられるのだろう。





初めは、殺そうと思った。



が、辞めた。






……………でも、弟が死んだなんて知ったら

A……君はどうなるのだろう？

泣きながら俺に許しを乞ってくるのか

それはそれで、凄くいいのだろうな………



でも俺は、君が俺以外を見れなくなって
俺に縋り付いて来る。


そんな君を見たら、俺はこの上なく幸せなんだろう。





月狂「……ク……ククっ…ハハハッ……ハハハハハッ！！」

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