フープピアスに触れたくて

終電は？ ページ5

「ただいま〜っと。」




「おかえり。お邪魔しま〜す」




手を洗って酔い覚ましにお水飲んで。ソファに座る




「おい、笑 コーヒー飲みにきたんですけどー笑」





「忘れてた、すぐ作る！」




「ん。なんか手伝う？」





「大丈夫！あ、お菓子もあるから特別に出してあげる」




「いーの？ラッキー、ありがとう」





コーヒー作るのは好き。意外と本格派で、豆から挽いちゃったりしてる。宮近のお口にあいますように





「どーぞ。このクッキー美味しいからたくさん食べて!」




「ありがとう。…ん、めっちゃおいしい！意外とやるじゃん」




「朝は時間かけてもコーヒーだけはちゃんと飲みたくてさ、地味につけるの自信あるの！」




「ふーん、俺が作るのより美味いわ。」





酔いも覚めて、また何の中身のない話してたらもう日付け変わってから20分も経ってて。


やば、宮近終電あるのかな？！




「ねえ、話に夢中になってて…ごめん、終電ある？！なかったら本当ごめん。タクシー代出すから…」





「...あー終電あと10分で終わる。悪いけどタクシーで帰るわ、」




「申し訳ない…3000円くらいで足りるかな？」





「嘘だよ。笑 さすがに出させないよ。二駅分だしすぐ着くから」




「いや、私のせいだし。お詫びだし」




「んー…じゃあAの家、泊めてよ。それでチャラ」




「………ん？？？？」

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