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復旧作業の進んだ吉原を傘をさして歩く
蒼を基調として向日葵の咲いている傘は鳳仙にもらったもの
戦闘経験なしだとしても夜兎の血が流れていることに変わりはないのだから
神楽「おねーさんも傘さすアルか?」
紫色の傘をさした女の子と
銀「ばっかおまえ!女は誰でも紫外線が強敵なんだよ!」
新「そうだよ神楽ちゃん」
銀髪天パと眼鏡
『あれ…あなた』
銀髪天パは見たことある…
確か…鳳仙を倒したのはこの人だ…
銀「おらァ坂田銀時だ」
新「志村新八です」
神楽「歌舞伎町の女王神楽ネ!」
自己紹介をしてくれたこの3人
なんでも、万事屋なるものを営んでいるらしい
そしてこのチャイナ服の女の子
たぶん…というか絶対、夜兎だ
そして…
神楽「おねーさんどこ行くアル?」
『あ、日輪様のとこに』
神楽「じゃぁ一緒に行くネ!」
この無邪気な笑顔が
どうしても誰かに重なる
神楽「おねーさん名前は?」
『あ、…時雨だよ』
銀「おまえ…鳳仙と話してたやつだよな」
よく覚えてるな…
『まぁ…ここに連れてきたのもあの人なので』
そんな会話をしていると
『あ、ここだ』
日輪様の営む茶屋に着いた
日「あら、万事屋さん!時雨も一緒だったのかい!」
にこにこと笑う日輪様
鳳仙が虜になった理由もわからなくない
『日輪様…お腹空いた』
日「はいよ」
出してくれたみたらし団子
『はい、神楽ちゃん』
神楽「うわぁ!ありがとうネ!」
1本を差し出すと目をキラキラさせた
『ふふ…かわいいね』
もぐもぐと口を動かす神楽ちゃんを見てると
自然と笑えてくる
『いただきます』
そう呟いて食べようとしたとき
「いいもの食べてるネ」
不意に投げかけられた言葉
顔を上げなくてもわかる
この場に一気に走る緊張
日「あんた…なぜ」
「なぜって…俺ここの全権任されてるし」
そう言ってへらりと笑うその人
神威「けどまぁ…今日は客として来たの」
銀「客だァ?」
神威「そう…阿伏兎」
阿伏兎と呼ばれた人が日輪様に封筒を手渡した
日「これ…なんだい?」
神威「その金でさ…」
グイッ
『ッ!』
神威「こいつ…買うから」
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長老(プロフ) - 更新まってます (2017年2月27日 21時) (レス) id: cb5efd4c4e (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 毎回泣ける小説とか見ると泣いちゃうんですけど、コレ一番泣いたかもしれないですよ!!(;ω;)← (2017年2月27日 18時) (レス) id: 4a701905ec (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!まさか泣いてくれるとは。。 (2017年2月27日 18時) (レス) id: 7b0e01247e (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - りゅうびさん» 自分も神威のヤンデレはあまり好きじゃないです (2017年2月27日 18時) (レス) id: 7b0e01247e (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 更新頑張ってください!!私なんか分かんないけど泣けてきちゃいました!!!← (2017年2月27日 18時) (レス) id: 4a701905ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧海 | 作成日時:2017年2月23日 17時