検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:52,302 hit

拾弐【訂正】 ページ14

神威が元老?に会うとかでどこかに行ってしばらく
散歩と称して船内を歩いていた


「ほぉ…春雨最近を誇る第七師団に女がいてらァ」


声がしてそちらに顔を向けると左目に包帯を巻いて煙管を吹かしている人

女物の着流しが綺麗


『だれ…ですか?』

「俺は高杉ってゆうもんだ…高杉晋助」



誰だろ…


『高杉さんも春雨ですか?』

高「俺は鬼兵隊だ」

『…きへいたい?』


初めて聞いたな



高「おまえ…強いんだってなァ」

『…誰がそんなことを』

高「ここにいるってことは強いんだろ」


何を根拠に…


高「なぁ…鬼兵隊に来ねぇか?」

『……はぁ?』


何故か鬼兵隊に誘われた


高「春雨最強の一目置く女には興味がある…しかも聞けばあいつが無理やり買った遊女…おまえ、あいつの女にしてはあいつのこと拒否ってんだろ?」


喉を鳴らすような笑い方


高「なぁ…別におまえ夜兎ってわけでもねぇんだろ」


じりじりと近寄られその度に退く

トンっ


『ッ…』


気づけば壁に追い込まれていた

顔のすぐ横に伸ばされた手は私を逃す気はないらしい


『あの…「何してんの?」


私の言葉を遮るように声が聞こえた


『だんちょ…ッ』


神威の姿に安心する


高「あーぁ…見つかった」

神威「時雨を誘おうたって無駄だよ…」

『ッ!』


高杉さんの腕をのけて壁と高杉さんの間から私を引っ張り、抱き寄せた


神威「こいつ、俺の女だから」


私より随分高くなった背丈

見上げた表情は怖くて
だけど抱きしめる力は優しくて


もう…わかんない


神威のことも


自分のことも




きっと神威が私を傍に置く理由なんて

ただ強い子がほしいから

現にそう言われた


でも…それでもいい


それでもいいなんて思ってるのは自分だから

拾参→←拾壱 【訂正】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

長老(プロフ) - 更新まってます (2017年2月27日 21時) (レス) id: cb5efd4c4e (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 毎回泣ける小説とか見ると泣いちゃうんですけど、コレ一番泣いたかもしれないですよ!!(;ω;)← (2017年2月27日 18時) (レス) id: 4a701905ec (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!まさか泣いてくれるとは。。 (2017年2月27日 18時) (レス) id: 7b0e01247e (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - りゅうびさん» 自分も神威のヤンデレはあまり好きじゃないです (2017年2月27日 18時) (レス) id: 7b0e01247e (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 更新頑張ってください!!私なんか分かんないけど泣けてきちゃいました!!!← (2017年2月27日 18時) (レス) id: 4a701905ec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:碧海 | 作成日時:2017年2月23日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。