第四話 ページ5
沖田「へぇ。ところであんた、こいつら(攘夷志士)と関係あるんですかィ？」
「ないですよ…。」
あってたまるか。これ以上話してたら色々ボロが出ちゃいそう…。トリップしてきたってばれたくないし。
思考が焦りでぐるぐるしているとあんぱん狂、もとい山崎が現れた。
山崎「沖田隊長！これから土方さんも来る…「あの…！私これから、えーっと仕事に行かないと行けないので、失礼します！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
(ぎゃー。逃げちゃったー。目付けられませんように！)
もうその場から離れたい一心で。壊れたアクスタは諦め逃げる形で去った。
山崎「沖田隊長、あの女性どうしたんですか？」
沖田「さぁ、何でもねェ。」
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人気の無いところを目指してがむしゃらに走った。
息も絶え絶えになってきた時、視界に公園と書かれた石が見えてこれ幸いと逃げ込んだ。
(いつの間にか公園まで逃げきれたのは良いけどこれからどうしようか…。)
○○「にゃ〜。」
！？にゃんこ？？どこだろ…。
途方に暮れていると大好きな猫の鳴き声が聞こえ耳を澄ます。
(あ…。ベンチの上にいる…。触れるかな。)
「こ、こんにちは。にゃんこちゃん。触っても良いかな…？」
？？「…。」
シカトされたが触らせてもらおう。
そっ
？？「…。」
(近づいても逃げないし素直に撫でさせてくれるってことはもしかして飼い猫だったりして…。いや地域猫の可能性もあるな。)
いつも野良猫を見つけては、近づいて撫でようとするも逃げられる無念を思い出しながら遠慮無く撫でる。
おばさん「あれー。撫でてもらってたのかい。クロ。珍しいねぇ。」
「！？こんにちは…。もしかして飼い主さんですか？」
気を抜いていたからいつの間にか近くにいたおばさんに気付かなくて心臓がどきっと跳ねる。
おばさん「そうだよ。その子私と主人以外にはめったに懐かないんだけどねぇ。」
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作者名：みるく | 作成日時：2023年3月23日 2時
