第一話 ページ2
まさか自分がこうなるとは思っていなかった。銀魂の世界にトリップするなんて現実味のないことが起こることを。
だいたい夢主は可愛くて何か特技があるキラキラ女子だけだろとツッコミをいれてしまうくらい、私は地味で平凡であった。(ジミーと同類だ)
だから自分が夢主になるとは考えもせずに過ごしていた。
夢小説を見てこんなことがあったらいいのにと願っていた。
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(はぁー。アニマイト行って推しのアクスタ買えた〜)
今、私はアニマイトで目当てのアクスタを貯めたお金でゲットしたのだ。アクスタを大事に手に持ちながら達成感に満ちた心を落ち着かせ家に帰る。いつもと変わらないはずだった。
自室のドアを開けるまでは。
スッと、踏み出した足が空を切った。
「うわああぁぁぁ!」
(え?私の部屋どうなってんの!?)
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ドッスン
(痛ってぇ!何!?お尻がとてつもなく痛いんだけど!)
「…は?」
ガヤガヤ
おじさん「あんた。見ない服装だね。大丈夫かい?」
(え?着物着てる…。)
「えっと…、(ていうかなんかの実写で見たことあるような風景なんだけど。空と建物の感じからして銀たまっっ…。うそ。ありえない。)」
おじさん「道に迷ったなら…「大丈夫です!」
とりあえず逃げよう。完全に今はキャパオーバーだ。ごめんなさい。親切なおじさん。
ダッダッダズサァー!
(…。足もつれて転んだぁぁ!恥ずかしい…。)
○○「あの、大丈夫ですか?怪我してないですか?」
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作者名:みるく | 作成日時:2023年3月23日 2時