班 ページ28
着替えていた手を止める
｢あいつがなんだ｣
｢もーほんっとにわかりやすいなぁ｣
ニヤついた顔で見下ろされる
腹が立つ、笑いに来たならさっさと出ていけ
｢怒るなって
そうそう、そんであの子ね
まぁ色々朝早くからさっき試させたわけだ
あれなら何も心配いらない
身のこなしも軽やかだし即戦力だしね
まぁ有能な人死 ぬ時は死 ぬけど｣
身振り手振りを加えて話すハンジ
元々、立体機動装置を扱えるなんてのたまわっていたんだからそれくらいはあの女にも造作のないことだろう
｢でもねー、色々なんか常識っていうか
学が抜けてて……おっかしいよね巨人のこと全く知らないんだ
巨人がいるってのは知ってるけどさ、この兵団のことも殆ど一般知識の大まかな所だけみたいな
ほとんど知らない。なんであれで兵に志願したんだろう？｣
話さなかったのか
イザベルのこと
しかし、イザベルと知り合いなら
なんで俺が知らねェんだ
奴なら俺に真っ先に合わせに来そうだがな
……いや、あいつの事は今はいい
｢知るかよ
それだけなら出てけ｣
｢私の班に入れるとはいえ知識は必要だからね
他の子達と仲を深めるためにも彼女にはアルミンが
色々教えてあげるらしい
リヴァイ、君も訓練をつけてやりなよ
そんな顔しないでさ
これはエルヴィンからの命令さ｣
｢あいつはどこに｣
第1あの場所でエルヴィンが現れなきゃこんなことにはならなかった
あの女も立体機動装置を扱えなきゃこんなことには
なってねェ
全てが全て不幸の連鎖
おかげで俺まで面倒なことになった
｢私と巨人の話をしてたんだけど途中でどこかに行ってしまってね、どこだろう｣
そりゃそうだ
あんなクソほど長い話をペラペラくっちゃべられたら誰だって腹が立つ
｢テメェの頭には何も詰まってねぇらしいな
それともクソでも詰めてんのか
自分の部下の位置くらい把握しやがれ
探す手間が増えた｣
要件は聞いたハンジを部屋から蹴り出す
扉を占め着替えに戻る
面倒なことだらけだ
扉を執拗な迄に叩いている
｢……ハンジ用がねぇならさっさと部屋の前から｣
執拗いにも程がある
｢ハンジさんじゃない｣
｢なんでテメェが俺の部屋……｣
愚問なのはわかっていた
自分で初めてあった日に引き摺り入れた
まさか覚えていたとは思わなかったが
扉の外にはこいつ以外人の影すら見えない
ハンジは何処かへ行った様だ
記憶力の悪いこの女が
｢俺の部屋は覚えてたか｣
俺のことは会う度忘れてたってのに
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緋奈(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます！更新速度は遅いのですがその言葉だけで頑張れます！！！ (2017年10月1日 2時) (
レス) id: a4d41e6ccb (このIDを非表示/違反報告)
リリス - すっごく良い話ですね。 (2016年11月11日 20時) (レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - リリアさん» ありがとうございます！色々掛け持ちしているためやはり文は手薄になってると思っていたところです！改善すべき点が見つかりました感謝します！ (2015年2月26日 21時) (レス) id: 53d6e6d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - 面白いですよ！一話、一話少し短いような気がしますがワクワクするようなお話しですね♪更新頑張って下さい (2015年2月20日 18時) (レス) id: 5c2c4c39d6 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子よりの火藍(プロフ) - ひなさん» ポンポン ポンポン………ね。 (2014年1月16日 2時) (レス) id: 18a7310a01 (このIDを非表示/違反報告)
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