あのコにぞっこん【山田一郎】

ぞっこん４７ ページ48

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『ただいま〜』




一郎｢おっ、Aおかえり！｣



家に帰ると大好きな人がいる


そして大好きな料理の匂い



『あれ？今日のご飯当番私じゃなかったっけ？』



一郎｢ん〜、最近バトルで忙しくて作らせてばっかだったからな！今日は俺が作るよ。｣




一郎は私のことをよく想ってくれている


お腹が痛かった時には直ぐに気づいて心配してくれるし、会社でなにか嫌なことがあれば何も言わずに抱きしめてくれる


そんな一郎がとても好きだ




『私も一郎と一緒につくるよ。時間も短縮するし、久しぶりに一郎とのんびりできるからね。』



一郎｢ああ、ありがとうな｣



そう言って一郎は微笑む




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2人で作ったご飯を食べ終える




ソファに座ってくると一郎が手招いてくる



近づくと後ろから抱きしめられる




一郎｢久しぶりにAとイチャイチャできるな｣


一郎は私の肩に顔を擦りつけてくる



私が髪をサラサラと撫でる


可愛いなぁ、




一郎｢あっ、今可愛いって思っただろ｣



『バレた？』



一郎｢お前の事はお見通しだよ。｣



そう言って頭を撫でてくる



『可愛いけど、やっぱ一郎は誰よりもかっこいいね。』



一郎｢昔は羽生くんかっこいい♡♡とか山田くんかっこいい♡♡とか言ってたのにな｣




『まだ根に持ってるのね...』



私はごめんねの意味を込めて一郎の頬にキスをする




『許して？』



一郎｢可愛い許す｣



同棲して気づいたこと、一郎はチョロい

キスすれば機嫌を直してくれる




そのまま他愛のない話をしていると、一郎が話を変えてきた




一郎｢なあ、A｣





『なあに？』



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一郎｢結婚しよう｣




そう言って渡して来たのがシンプルなダイヤのリング




『...え？』




一郎｢お前、こういうシチュエーション好きなんだろ？本当はもっとド派手にやりたかったんだが、やっぱりストレートが1番かなって｣




涙が溢れ出た

まさか今日、言われるとは思ってなかった




一郎｢泣くなって...！それとも嫌だった？｣




『ううん、嫌じゃない。嬉しすぎて泣いてるの...！』




一郎はよしよしと言って私を腕の中におさめた




『これからも、よろしくお願いします』




一郎は今までで1番幸せな顔をしていて、私に指輪をはめてくれた








一郎｢絶対に幸せにするから｣






私は今日も貴方にぞっこん

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