あのコにぞっこん【山田一郎】

ぞっこん３０ ページ31

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Aside





『おはよ〜！』


友達｢A、おはよ〜！｣



何も無かったのように教室へ入る






『今日フラゲ日じゃん！』



友達｢そうなんだよ〜、今日私の命日だわ｣



今日はお前の命日...

だめだ、一郎さんに洗脳されている





二郎｢ようA、大丈夫か？｣



二郎も何も無かったように喋りかけてくる

昨日、泊まっただなんて知られたらたまったもんじゃない



『うん、ありがとう』




男子生徒｢なあ、皐月。お前山田一郎と登校してこなかったか？｣


女子生徒｢それ私もみた！いいなあ羨ましい！｣


男子生徒2｢皐月と一緒に登校か...｣


男子生徒｢お前まだ根に持ってんのかよ｣



私の目の前で話題が繰り広げられる

この話題をもしあのストーカーが知ったとしたら相当やばい


『ねえ、この話はクラスだけの秘密ね？誰にも言わないでね』


男子生徒｢まあ、いいけどよ｣



ガラガラと教室のドアがあいて先生が顔を出す


先生｢日直ー、プリント取りに来てくれ｣



可哀想だな、日直の人も

小学校の時は1日リーダーとか言われてたけど、結局雑用でしかないし



二郎｢今日の日直Aだぞ｣



はあ、まじかよ



『二郎くん、変わってよ♡♡』



二郎｢無理｣



『ﾁｯ』




しょうがないからプリントを取りに職員室へ行く


嗚呼


こんな時でさえ一郎さんが愛おしい

早く会いたいな

学校の時間は携帯を鍵付きのロッカーの中にあるから、あのメールに困ることはないだろう



職員室に行ってプリントを取る


『失礼しました』


職員室から出る


プリントは結構な量で女子に1人で持たせる量では無かった
あのくそ教師め、私を女子だと思っていないのか！
あの野郎、次こんなことあったら髪の毛こっそり1本抜いてやるよ！
そう思ってると神様からの罰なのか、窓から風が吹いてプリントが落ちてしまった



｢日直も大変だね｣


誰かが私に話しかけてプリントを拾ってくれる


『ありがとうございます...って杉崎くん？』


それは杉崎雷だった



杉崎｢僕のこと覚えててくれたんだね。昨日は彼氏の家に泊まったぐらいだから忘れられてるのかと思った。｣




え？




この人今なんて？



彼氏の家に泊まったぐらいだから？




って言った？







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余談なんですが、今日友達にヒプマイを布教しまして、
1人の友達が三郎で、もう1人が幻太郎らしいです
私、よくやった

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