あのコにぞっこん【山田一郎】

ぞっこん２３ ページ24

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Aside





晴れてリア充になれました〜！！！



いや〜、昨日の一郎さん思い出すと夜も眠れなかった








メールには一郎の文字とおやすみの文字がある



本当に私なんかが彼女でいいんだろうか？




というより私のどこに惚れたんだ？



考え出すといっぱい出てくる



ぶんぶんと首を振り考えるのをやめる



さて、現実に戻り今日からまた学校だ
二郎に報告した方が良いのだろうか？
でも二郎のことだから私に嫉妬してきそう
ちょっと怖いから言うのやめとこう...




靴箱を見ると、メモが入ってた

『昼休み、体育館裏に来てください...？誰だこれ？』



まあいっか、と思いメモを鞄の中にしまう



教室の扉を開けると、二郎がこっちを思いっきり見てきた



『じ、二郎おはよう。どうしたの...？』



二郎｢お前、兄ちゃんと付き合ってるらしいな！！聞いたぞ！！｣



一郎さん言っちゃったんかーい！！！

二郎と女子の嫉妬怖いから言うのやめようって決意したばっかなのに！



『知ってたんだね...』



二郎｢昨日、兄ちゃんが嬉しそうに帰ってきたから何かあったの？って聞いたらこれだ！！俺の兄ちゃんがー！！｣


なんて言って椅子の背もたれにもたれ掛かる


男子生徒｢お？皐月って山田の兄貴と付き合ってんの！？｣



ちょ、お前。声でかすぎ！ばれるだろ！！



女子生徒｢え！？山田くんのお兄さんて元TDDの！？嘘でしょ！？｣

男子生徒2｢マジかよ...皐月可愛いと思ってたのに...｣

男子生徒3｢お前どんまいすぎ草｣

女子生徒2｢私、一郎くんのファンなのになんかショック｣


やっぱそういう人いるよね

本当にごめんなさい

私なんかが、おかしいもんね...




二郎｢お前ら中学生かよ！Aは兄ちゃんが選んだんだ。それでいいだろ｣



『え...』


まさか二郎が庇ってくれるなんて思ってもなくてちょっと嬉しかった
みんなも納得したようで安心した

二郎｢お前ももっと自信持て。お前が自信なくすと兄ちゃんが可哀想だろ｣


『じ、二郎...！』




私は良い友を持ったなあ




ふと携帯を見ると、メールがきていた




｢会いたいから、放課後迎えに行く｣


一郎さんからだった




うん、今日は良い1日になりそうだ！

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