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『恵君。私は先に行きます』


伏「了解しました!すぐ追いつきます」


そういって住宅の屋根から屋根へと飛び移るAを虎杖は信じられないと言った様子で見ていた


虎「すげぇ!あのひと人間?!足のバネどうなってんの……」


伏「れっきとした人間だよ」


虎「……なぁ、御札ってそんな簡単に剥がれんの?」


伏「いや、呪力のない人間にはまず無理だ!今回のは中のものが強すぎる!封印も年代もの、紙切れ同然だ」


虎(つってもなぁ、"呪い"なんていまいちピンとこねぇ。)




ゾアッ


学校から滲み出る圧に圧倒される2人。


虎(ッッッ?!なんだ……この(プレッシャー)は!!)


伏「お前はここにいろ部室はどこだ?」


虎「まてよ!俺も行く、ヤバいんだろ?!」




伏「ここにいろ」



















伏黒と虎杖が学校へ向かうなか、10分前に到着していたAは一足早く特級呪物を探していた。



(先程から3級にも満たない呪霊が多く見られる。おそらくもっと上の呪霊が校内をうろついていますね。)



頭では冷静に考えるものの、目当てのものが見つからず内心焦っていた。


あの御札を剥がせば間違いなく生徒は助からない。


事前に用意していた小瓶に入っている血液を地面に垂らす。


____『金糸雀(カナリア)




金糸雀とは、自身の血を媒体とした式神である。


戦闘向きではないが、感知能力が優れている上に意思疎通が可能であるため状況確認などに重宝される式神である。


『特級呪物を確認でき次第私に知らせてください。第1優先は生徒の安全です。』


《ピチチッ》


簡潔に要件を告げると、ものすごい速さで上の階まで飛んでいく。


(私の血が固まるまで早くて10分。時間は十分です)


プルルルルッ


着信表示を見れば伏黒恵と表示されていた。


『もしもし。』


伏〈Aさん、今着きました、どこにいますか!〉


『今から3階に向かう所です。そちらは__』


〈__ガシャアアアンッッッ〉


刹那、硝子の割れるような音が聞こえてきた。


『恵君、どうかしましたか?!』


いくら待っても応答がない。



金糸雀からの伝達により恵君が4階にいることを確認し急いで向かう。

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Men(プロフ) - 夢華さん» コメントありがとうございます。こんな形で終わらせてしまって本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次の作品は予め話の内容を考えておくので見てくださると嬉しいです! (2021年3月21日 5時) (レス) id: 9d36de4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - コメント失礼します!お疲れ様です。次も応戦してます! (2021年3月20日 13時) (レス) id: 0d2e1cb2c9 (このIDを非表示/違反報告)
Men(プロフ) - さゆうさん» 暖かいお言葉、ありがとうございます。身勝手な判断だとは思いますが、そのように言っていただけて本当にうれしいです。 (2021年3月20日 0時) (レス) id: 9d36de4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
さゆう - めんさん、今まで楽しい作品をありがとうございました。短編集の方も楽しみに待ってます。ずっとファンです (2021年3月19日 18時) (レス) id: 2047738501 (このIDを非表示/違反報告)
さゆう - お知らせ見ました。大変そうですが、焦らず頑張ってください!四月の更新楽しみに待ってます (2021年3月7日 18時) (レス) id: 2047738501 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めん | 作成日時:2021年2月23日 21時

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