五条悟は庵ちゃんが気に入らない

高専入学 ページ2

この春、高専に入学することが決まった。


入学が決まったのは3ヶ月前。


本当なら一般の高校に入学するはずだった私は


御三家の命令により高専に入学しなくてはいけなくなったらしい。


元々姉様に勧められていたし入学することは苦ではない。


1つ問題があるとするならば御三家の人間に目をつ
けられたことだろうか。


3ヶ月前、呪霊に襲われている男性を助けたのだが、なんとその人は御三家の人間だった。


私の使う術式【糸血】は赤血操術の派生らしく目をつけられたというわけだ。


人手不足の呪術界では私のような人間でも貴重な人材なのだろう。




これからの生活にある程度の期待と不安を抱きながら電車を降り、改札をくぐる。


人の多さに圧倒されるが何とか駅を離れタクシーを呼ぶ。


高専は郊外にあるらしくここからだとかなり時間がかかるらしい。






＿＿＿＿＿＿タクシーに揺られること30分、ようやく高専に着いたようだ。


タクシー代は学校側が負担してくれるらしい。正直お金をあまり持っていなかったので助かる。




『大きいですね……』


一般の高校に比べてだいぶ大きい高専を見上げる


趣のある建物で、東京にもこんな建物があるのかと感心する。


このまま見上げていれば首を痛めそうだと判断し、高専内に入ることにした。

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