五話 ページ6
沈黙の中Aが発したのは、
拒否の言葉だった。
『私は、私がついていくのが正しいと思った人についていくだけ。
でも私は、あなたについていくのが正しいとは思わ ない。
だから、今回の件、断らせてもらう。何がなんでも。』
鶴「…独房へ連れて行け。」
月「はっ。」
Aは、持っていた銃を没収され独房へと打ち込まれた。
部屋に窓はない。
脱出するには、見張りのいるドアを突破しなければならない。
『(夜を待って、静かに脱出しよう。)』
静かに短刀を取り出した彼女は、壁を切り始めたのであった___
その頃、尾形のいる病院に造反組の玉井伍長が近況の報告をしていた
玉「鶴見がド美人の女連れてきた。どうやら、刺青争奪戦で利用するらしい。
かなり腕が立つそうだ。名前は、紅桜A。」
尾「紅桜か…。戦鬪一族のお嬢様というわけだ。」
玉「俺はこれから、お前を川に落とした奴らを探しにいくぞ。」
尾「谷垣は真面目なやつです。くれぐれも気をつけてくださいよ」
玉「わかっている。」
尾形は一度紅桜大佐に会ったことがあった。
紅桜児露助という男は、その才能と財力があるがそれを差し引いても、人格の面で第五師団をまとめ上げた。
2ヶ月前
狙撃の腕を噂されていた尾形は、紅桜大佐に呼ばれ会話をする機会があった
紅「俺に、お前と同じくらいの娘がいるんだ。
尾形、お前の噂は聞いている。素晴らしい才だ。
そこで、頼みがある。」
尾「生憎、そんな親切な心は持ち合わせていないんですよ。」
紅「鶴見の策略、潰したいとは思わないか？
知っているだろう？あいつは金塊を狙ってる。
そして、最近よく俺の屋敷に来て娘を見にくるんだ。
あいつは娘を利用しようとしている。」
尾「どういうことだ。お前の娘の噂は聞いたことあるが、鶴見がなぜ欲しがるのかが分からないですよ。」
紅「おれの娘は、紅桜一家史上、最強の才を持っている。
師団一つ分の能力はもっている。
鶴見は、おれの娘で戦力を大幅に補うつもりだ。」
尾「あんたが断ればいいんじゃないですか。」
紅「おれはもう大佐を辞める。そうなれば、俺の息はもう軍隊にかからない。
尾形、俺の娘を守ってくれ」
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リズリズ(プロフ) - HA LUさん» 大変申し訳ありません！確認してきますね！ご指摘ありがとうございます^_^ (2020年8月26日 20時) (
レス) id: 9e42cd99bf (このIDを非表示/違反報告)
HA LU(プロフ) - 五話の最後の方の尾形さんが話しているはずなのに鶴見さんが話しているみたいなんですけどこれは間違いですか？（尾「ーーー。」←これじゃなくて、鶴「ーーー。」←こうなってます） (2020年8月21日 18時) (レス) id: 4520b61900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rizu x他1人 | 作成日時：2020年4月28日 20時
