十八話 ページ19
翌朝二人は茨戸へと急いだ。
刺青人皮の情報が手に入ったからだ。
『百之助さん、情報では土方歳三もいる。
戦うの？』
尾「まずは俺たちが使える人間だと証明しなければならない。
土方歳三を直接攻撃はしない。」
『何が目的？』
尾「土方のじじいの用心棒になる。」
話しているうちに一軒の床屋を発見した尾形。
情報収集だと言って店へ入った。
『髪切るの？』
尾「髭をすこしな。」
尾形の髭が剃られ始めたとき
店員が聞いてきた
「あんたたち、どっちにつくんだい？」
どうやら茨戸では馬吉一家、そして日泥一家間で揉め事が起こっているらしい。
『日泥って、聞いたことある。』
「なんだ嬢ちゃん、知ってんのかい？」
『いや、怖いおばさんがいるのは知ってる。
一回うちへ商売しにきたことがある。
情けない息子がいた。あとヨボヨボのおじさん。』
尾「家族構成はどうでもいいんだよ。」
「昔から、この宿場町でニシン場と賭場を仕切る日泥親子…。金はそこそこあるようで、札幌本署の連中に賄賂を渡している。
おかげで馬吉に肩入れしている警察の分隊長も大っぴらに日泥親子に手が出せないが…
馬吉一味は後ろに分署長がついてる分喧嘩は無茶ができる。」
尾「署長は馬吉にこの宿場町の賭場のなわばりを奪い取らせて賄賂を頂こうって話かい？」
「それがな、狙いはそれだけじゃなさそうなんだよ。
署長は、日泥一味が持っている何かが欲しいんだとか…」
『(刺青人皮か…)』
ふと、ドアが開いたと思えば、
茨戸分署署長 江尻又助が来店した。
江「腕の立つお侍さんはどこにいる？」
店員はペコペコしながらしばらく前に出て行ったと伝えた。
江「そこのチンピラ…ん？そこの綺麗な姉ちゃんも初めて見る顔だな？
おれの宿場町に来たばっかりなら悪いことはいらん。馬吉のとこへ行け。」
そう言われた尾形は恐ろしいほどにっこりとした笑顔でうなずき
Aは歯を見せ、目を細めてニヤリと笑った。
まるで、ドラえ○んの暖かい目のように…
直後、尾形はハサミで署長の割れた顎の割れ目にジョキッと切れ目を入れた。
尾「ケツアゴ署長に聞きたいことがある。」
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リズリズ(プロフ) - HA LUさん» 大変申し訳ありません！確認してきますね！ご指摘ありがとうございます^_^ (2020年8月26日 20時) (
レス) id: 9e42cd99bf (このIDを非表示/違反報告)
HA LU(プロフ) - 五話の最後の方の尾形さんが話しているはずなのに鶴見さんが話しているみたいなんですけどこれは間違いですか？（尾「ーーー。」←これじゃなくて、鶴「ーーー。」←こうなってます） (2020年8月21日 18時) (レス) id: 4520b61900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rizu x他1人 | 作成日時：2020年4月28日 20時
