山猫と山猫［尾形百之助］弍 (ページ2)

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四十九話ページ2

『それは、どういう…』

鶴「んん？そのまんまの意味さ…。

　薄桃色の瞳、白い肌、細身の身体…。

　全てが美しい。まさに私の妻に相応しいのだ。」

鶴見はじりじりとAに近づく。

Aは銃と短刀を取ろうとしたがいつのまにか朔太郎にとられていた。

さらに手をロープで縛られているためうまく身動きが取れないでいた。

鶴見は、Aの後頭部をそっと抑える。

そして足を引っ掛け彼女を床へと押し倒した。

『いった…。！！』

目の前にある鶴見の顔にAは驚愕する。

そして、鶴見の手が、Aの服をすこしずらし
その中へと触れた。

『！！！何を！！どいて…っ！！』

鶴「おやおやその反応…やはり箱入り娘か、
　初々しいですなぁ。」

朔「何をしている鶴見！！！妹から手を離せ！！」

鶴「おっと、最初からドアの前にいながらどうしてずっと助けに来なかったのかな？」

朔「お前はやはり！俺の頼みを聞いてはくれないことを確信するためだ！

　あと…いや！なんでもない！
　(ホントはAのエ○い声を聞くか聞かまいか
　迷ってたなんて言えない。)」

朔太郎はAを抱えて窓を割り逃走した。

『朔太郎兄様！どういうこと！？』

朔「あとでちゃんと説明する！！いまはとにかく逃げるぞ！」

紅桜兄妹は馬に乗り逃げて行った。

朔「おまえを必ず、紅桜の呪いから解き放つ！」

朔太郎の微かな意気込みは、しっかりとAの耳に届いていた。

一方尾形____________

牛「前から気になっていたが、お前とAはやはり

　これなのか？」

牛山は、尾形に小指を立てそう聞いた。

杉「え～なになに～？尾形くんもそういう
　お・と・し・ご・ろ？？」

尾「あいつがどう思ってるかは知らん。」

尾形はそれだけ言うが
杉元と牛山そしてアシリパまでも悟ってしまった

「「「「片思いかぁ」」」