僕たちを忘れていく君に。2 (ページ3)

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Story.51 ページ3

「なるほどね。笑」

そう笑うジャニーさん。

意味がわからんかった。

永瀬「なんで笑うん、？」

「やっぱり彼女は一筋縄では行かないなと思ってね。」

平野「えっ？」

「まあ、いい。彼女のこと、Youたちから説得してほしい。」

俺、東京行きたない。

関西で頑張りたい。

やけど、これは大きなチャンスなんかもしれん。

そう思うと、すぐにNoともYesとも言えんかった。

平野「………ジャニーさん。俺、いきなり東京行けなんて言われても無理やよ。いきなり決めれるわけないやん。」

永瀬「おん。関西も、仲間もみんな大事なん。」

「わかった。じゃあ、今度、なるべく早く答え教えてよ。」

永瀬「今度。」

「もちろん、彼女も連れて来るように。」

Aも、か。

多分、

平野「無理だよ。Aは来ない。ジャニーさんだってAの性格知っとるやろ？」

紫耀も同じ意見やった。

「だからYouたちに頼んでいるんだよ。僕が言っても来ないからね。彼女は、今の東京Jr.に必要なんだ。もちろん、Youたちも。」

平野「ジャニーさん、」

「そういうことだから。また、待っているよ。」

俺らが東京Jr.に必要、そう言われて、少し嬉しかった。

けど、関西も大事で。

どないしよ。

永瀬「紫耀。どないする？」

平野「わからへん。けど、東京で実力を試したいって気持ちも少し出てきた。」

永瀬「俺も。」

平野「………相談する？」

永瀬「えっ？」

平野「ジーコたちに。」

永瀬「せやな。Aは？」

平野「Aには、廉から言ってや。廉のこと、一番信頼しとるはずやから。」

永瀬「おん、わかった。」

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