自閉症の君と。

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A

望「お邪魔します！」

「いらっしゃーい！」

大「のじょ…！！」

のんちゃんの声がした瞬間、ドタバタと走っていく。で、そのままのんちゃんへ飛びつく。笑

望「大毅〜、久しぶりやな！」

大「ふふ♡」

流「大毅、めっちゃニコニコやん。笑」

望「俺来て、嬉しいもんな！」

大「な！」

何でこんなにものんちゃんに懐くのか。笑

のんちゃんは私の幼馴染み。小中高と一緒に過ごしてた。で、流星と出逢わせてくれたのものんちゃん。

私が高校生で妊娠した時も、大毅が自閉症と分かった時も、支えてくれた。

いっぱい、自閉症について調べてくれて。

カードで教えてあげたらいいよ。とか、こうやって壁に貼ったらいいよ。とか、ほんとにたくさん教えてくれた。ほんとに感謝してる。

大毅と遊んでいる、のんちゃんに問いかける。

「美菜〈みな〉と何かあったん？」

望「あった、」

「美菜は気強いもんな。笑」

望「せやねん。喧嘩になるとさ、」

美菜、は私の親友でのんちゃんの彼女。

気が強くてよく喧嘩して家に来る。

それでも付き合って、3年目？なんだかんだでラブラブなんよ。笑

望「それでさ、ちょっとお願いがあんねんけど…」

「何？」

望「少しだけ、泊めてもらえやんかな……みーに合鍵取られてもうて…苦笑」

「美菜も良くするわ。流星、良いよな？」

流「いいよ。大毅も嬉しいもんな！」

いつの間にか流星に抱かれてる大毅。流星の急な問いかけに驚いて、ハテナがいっぱいついてる。

「望と一緒に寝んねしよ？」

大「ねんね…」

「そう。望と寝んね。」

大「のじょとねんね……！」

お、わかったかな。笑

大「のじょと〜♪」

「嬉しいな。笑」

大「ん♪」

ニコニコで走っていった。

「美菜に話してみるな。まぁ、うちでゆっくりしてってな。」

望「ほんまにありがとう、」

「いえいえ、大毅のことみてくれてるからお互い様やよ。笑」

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