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53話。 ページ6

不味い…

A『確か前忘れた時は…』

太宰さん達が居た頃、私は1度携帯を忘れて買い物に出掛けてそのまま猫とじゃれていたことがある

その時診療所へ帰ると

太宰さんには怒られ心配され

森さんは心配し過ぎて泣きそうになっていたし

普通の対応をしてくれたのはエリス姉ぐらいだった

A『ど、如何しよう…』

うろうろしていたので

既に家を出て3時間ほど経過してしまっている…

A『本部も此処から少し遠いし…』

支部の場所あんまり分かってないんだよね…

A『本当に如何しよう…ん?』

路地裏の端に人が倒れている

ここら辺は滅多に戦いが起ることは無い

そして倒れている人には見た所外傷も無い

A『今日は熱中症になるほど暑くは無いし…何だろう…』

息は止まっていないし心拍数も安定している

何かの病気に掛かっているような所はないし…

A『…?』

視線を感じて左の路地を見ると顔を見られないようにかフードを深く被ってにやりと笑っている人が居た。

A『誰?』

?「お前達マフィアと争っている者だ」

A『…何故マフィアに戦闘を仕掛けたの?』

?「そんな事も分からんのか…あの抗争を生き残ったお前らは嘘吐きで悪で人殺しだからだ」

A『それが何?それががヨコハマで生きて行く上で重要な事よ』

?「それが悪いと思っても居ないのか」

A『何が悪いの?世間一般的に見て?人間的に?それが悪いと云う位ならそれを見て見ぬ振りをしている表側の人間達も悪いんじゃない?』

?「そうだな。マフィア等と繋がっている表側の代表者達も悪い」

A『それは瑠璃さんの家の事?』

?「さぁ如何だろうな」

A『…』

?「お前は俺が怖くないのか。正体不明の敵、東京、金持ちの家。全てが繋がっている事に気付いて居ながら俺達の正体に辿り着けない事に」

A『怖い?私は敵に対して怖いなんて思った事は無い。身内の方がよっぽど怖いからね』

?「敵への恐怖心も無いのか」

A『貴方こそ私が怖くないの?敵の前でにこにこ笑いながら落ち着いて相手の質問に対して答えている私に』

?「人殺しに対しての恐怖は無い」

A『如何してそんなに悪が怖いの?何かトラウマになる事でも?』

?「…これ以上話すべき事は無い」

A『あっそ』

?「まぁ直ぐに会うことになるだろうがな…」

A『え…?』

聞き返そうとした時にはもう相手の姿は無かった

A『一体何だったの…?』

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もったん☆(プロフ) - 話が出来次第パスワードを無くすのでそれまで待ってて下さい(汗)ご感想ありがとうございます! (2018年11月8日 20時) (レス) id: c140e273f3 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 面白かったです!パスワード教えてください! (2018年11月8日 20時) (レス) id: dd34fb9e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もったん☆ | 作者ホームページ:ないのです。  
作成日時:2018年8月30日 22時

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