#12 ページ13
「誰だお前、そこをどけ」
『俺もどきたいんですけど…そうもいかないんですよねこれが…』
相手はふざけたこと言ってんじゃねぇぞ！と怒号を
飛ばし、フューラー様に向かう。
「邪魔すんな！」
『すみませんそういう仕事なんです！』
この人怖い…目が特に怖い…！
ナイフがぶつかる音が響く。
この金属音、耳が痛くなる…。
俺はナイフを避けずにナイフで受けて流す。
それしか出来ない。
相手は動きが大分雑だ…
感情に任せて腕を振っているのだろう。
『貴方では俺は倒せません！
今はお帰りになった方が良いかと…』
これで身を引いてくれるだろうか。
「舐めてんじゃねｪぞ！！」
ナイフをフューラー様に投げられる。
弾くのは間に合わない…！
手を伸ばして止めるしか…！！
俺が手を伸ばしながらフューラー様の顔を見ると、
＿＿何故か、笑っていた。
gr「Richtige Haltung！＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
グルッペンside
Aが伸ばし手にナイフが刺さった。
gr 「Richtige Haltung！奴を止めろ」
俺がそう言うとAは自分の手に刺さったナイフを
引き抜く。
『…痛いなぁ。痛いなぁ』
ナイフにはよく見ると返しがついている特殊な形をしていた。
雰囲気が変わったAに相手は少し下がる。
gr「わざわざ抜かなくても良かっただろう。
血溜まりが出来ているぞ」
『はぁ〜？』
Aは振り返り俺の額に人差し指を当てる。
『黙ってろ青二才』
Aは舌を出した。
＿＿いや、コイツはAじゃない。誰だ。
「背中向けてんじゃねぇぞ！」
どこから出したのか銃を向けられる。
『うるさいなぁ』
目の前にいた誰かはいつの間にか敵の額ににナイフを刺していた。
敵が倒れる。
頭蓋骨にナイフを通したのか。
gr「…良くやった。もう戻れ」
そう言ったがそいつは敵の上から退かない。
それどころか、ナイフを何度も何度も相手に立てた。
gr「おい、やめろ」
すると満足したのか、ソイツは立ち上がった。
『…』
gr「言いたいことでもあるのか」
『…あ、』
何を言うのか、そう身構えていると
『やってしまったみたいですね』
そう言って暗い顔をした。
＿これはAか。
gr「A」
名前を呼ぶ。聞きたいことが山ほどある。
『はい、どうしましたか？』
Aの表情を見ると質問を出来る感じではなかった。
gr「…手当てをしてこい」
これしか言えなかった。
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ーーー - 面白いです!！ (3月6日 23時) (
レス) @page32 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
我々軍 副隊長 - チーノさん推しなんで、最高です！！これからも頑張ってください。受験も頑張ってください！ (2022年6月2日 13時) (レス) @page32 id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
ひゅう(プロフ) - やば、めちゃくちゃ面白いです！これからもがんばってください！ (2020年6月9日 20時) (レス) id: 11002cd545 (このIDを非表示/違反報告)
竹介太郎(プロフ) - この小説最高っす…面白すぎてヤバイ()更新頑張ってくだせぃ(ロ)ゞ (2020年6月7日 18時) (レス) id: 48891dbb4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新されてる！？ヤッタァ！この後の展開どうなっちゃうのー！← 相変わらず小説作るのうまいっすね神っすね← (2020年5月16日 18時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ | 作成日時：2020年3月29日 10時
