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#54 ページ8

rbr「潜入許可出たわ。頼んだで」

『…了解した』


今回俺が組んだ国王討伐隊は俺の合図で持ち場へと散って行った。



これは戦争だ。普段は関係無い殺人をしない主義だが、今はそうも行かない。

なんならゾムが
zm「関係無い、とかあらへんのちゃう?戦争やからな。何しても全部関係あることになるやろ」


と言っていた。

今日は思う存分楽しませて貰おう。


正面突破をするのは俺とゾム。

ロボロがハッキングした監視カメラで見たところ
ほとんど前線に出ていて兵士は少ないらしい。


国王がいるであろう部屋には監視カメラが無く、
その部屋の情報だけは分からない。と言っていた。




俺達は草むらの影から飛び出して門前にいた敵兵4人を切る。

出血量を見て判断した限りでは全員死んでいる。


zm「やっぱこのナイフ切れ味最高やな!握りやすいし」

そう言ってゾムが回していたのは、俺がゾムにあげたナイフだった。

『それパーティーのときも持って来ていたな』

zm「せやねん。Aから貰って以来ずーっと使ってるで!」


δ国行った時は整備中で使えんかったんやけどな!
と言ってゾムは頭をかいて笑う。

『使っててくれて嬉しいよ』


shp「Aさん、俺らはおっけーっす」
ut「はよ入って来てや〜!プレッシャーで死んでまうわ〜」


銃撃担当の鬱先生とショッピから通信が入る。


『お前達が行く時間を稼いでいたんだ。ちょうど良かっただろう?』


そう言うと鬱先生は、良かった〜と情けない声を返した。



zm「はぇ〜こっからやな」

ゾムがストレッチをする。


『そうだここからだ。集中するぞ』

俺の言葉にインカムの向こう側の空気も変わる。


俺とゾムは壁を蹴り飛ばして中に入る。

中の兵士が俺達を見る。


『んふふふふ。…ゾム、行くぞ』

zm「フヘェハハ」



俺は手前の兵士の首を切る。
倒れる兵士の肩に乗って次の兵士に飛び移る。

これだけ自分に敵が集まって来た時はこの繰り返し
で一掃できる。

これが楽で良い。


大人数を深く切ったため、俺の白いローブは真っ赤に染まっていた。


zm「ええ色やん」

『そう言うゾムも良い色になってるじゃないか』



俺達は勢いを殺すことなく国王のいる部屋まで来た。


zm「終わりやで!」


そう言って2人で飛び込んだ部屋には

国王と、俺達に銃口を向ける15人の兵士がいた。




それと同時に床が大きく揺れる。

我々国が震源になっているものだろう。



…ここまでの未来は予測済みだ。


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りと - お疲れ様です!何と言ってもあの話が…と言いたいところですが何故か一番好きなのは作者様の敬語でユニークなことを言ってる時ですかね…(何だこいつ)兎にも角にも、楽しませて戴きました!面白い作品を世に放って下さり有難う御座います!! (7月24日 9時) (レス) @page50 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - わんぱんさん» そういうことです!読んでいただきありがとうございました! (2020年11月22日 20時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん(プロフ) - ああああ!!!61とか紛れ込んでると思ってたがそういう事か!すごい面白かったです!感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2020年11月20日 7時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます…! (2020年4月23日 19時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - お疲れ様です。とても感動しました。 (2020年4月22日 14時) (レス) id: 4d71c550a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さささ | 作成日時:2020年3月18日 8時

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