#6 ページ7
『あぁ〜……』
悲しい…
俺は実に悲しい………
酒屋の机にうなだれていると店主が心配そうに…
いや、少々引いた感じで俺を見ている。
盗ったお金が俺の飯代でこんなに一瞬で消えるとは…
残りは……10000パル、か。
『いくかぁ…』
そう呟いて俺は酒屋を後にした。
.
少ない金を比較的短時間で増やす！
尚且つ楽しい！！
と言ったら、
『カジノだろやっぱり〜』
先程のローブとは打って変わってタキシードを着る。
そして黒髪のウィッグを着ける。
顔写真も世界的に出回ってしまったため化粧を濃いめにしてきた。
自分の顔に絵を描く勢いでメイクをした。
実際俺は顔にピンクのフラミンゴなんか描いてみている。
俺は手元の10000パルをチップに変え、戦場に向かう。
こう見えてもギャンブルは得意な方でな。
.
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
グルッペンside
em「カジノ…本当に来てしまいましたが、グルッペンさんの言う通り彼は現れるのでしょうか…？」
？「グルッペンが言うんやし来るんちゃうか？知らんけど」
gr「おや〜？人のいないところで悪口とは感心するなぁ〜！！」
俺は未だ半信半疑の2人の背後から近づき、肩に手を置く。
鬱先生…基大先生はちゃいますやん！などと言っている。
tn「グルさんほんま今日だけやで？書類が終わってなくても遊んでええのは」
おっと…後ろからの圧力がすごい。
集中しよう。
ut「でもほんまにこんな人多いところに来るんか…？」
gr「あぁ、来るさ」
アイツはギャンブルが好きだからな。
実際各国で防犯カメラを確認するとAの姿は必ず写っているらしい。
ならばここにも来るだろう。
「オォォーーー！！！！！！！」
「Mr.クリスが負けてしまったの…？」
ホールの右角のテーブルが盛り上がっているようだ。
よし、見に行こう。
tn「グルさんアンタ無言で急に走り出すのやめてや…！どこ行くねん！」
トン氏の声は今は聞こえないフリをしよう。
面白いものが観れるかもしれないからな！
.
.
盛り上がっていたテーブルの人混みから出てきたのは我が国でカジノの王と呼ばれているクリス=アーレンだった。
gr「おぉ！これはMr.クリス！貴方のテーブルは盛り上がってましたね！」
笑顔で話しかけると彼が笑っていないことに気がつく。
Mr.クリスの抱えていたチップを入れる容器は空だった。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1030人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パンダの鏡 - えっえっどうなるの? めっちゃ興奮して来たー(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 続き読んできまーすヾ(๑╹◡╹)ﾉ" (2022年1月9日 9時) (
レス) @page50 id: 861cbe94f0 (このIDを非表示/違反報告)
奈飴亜@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - あの...もしかしたらなんですが、公開する順番とか番号間違えてませんか？こちらの間違いだったらすみません(>_<") (2020年3月18日 9時) (レス) id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 2525さん» ありがとうございます！！ (2020年3月18日 8時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
2525(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます (2020年3月18日 0時) (レス) id: 4197fe5253 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 2525さん» 普通に間違えてました！ご指摘ありがとうございます！夜更新をする際に直させていただきます (2020年3月17日 13時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さささ | 作成日時：2020年3月8日 14時
