#43 ページ45
gr「待ちくたびれたぞ」
俺が拘束を解くとグルッペンは手首を回しながら言った。
『こうなったのはお前のせいだろ。皆には後で説明してね。グルッペンから』
グルッペンは分かりやすく目を逸らした。
『さぁ、帰ろう』
俺がそう言って少し歩くがついてくる気配が無い。
『どうした』
gr「歩けん」
…歩けない？
人の救助を仕事として行ったのは初めてだったためか、この発言は予想できていなかった。
gr「この素晴らしい電気椅子に散々弄ばれた。歩けん」
簡潔で分かりやすい救助要請だ。
『そうか。じゃあ乗れ』
俺は椅子の前でグルッペンに背を向けてしゃがむ。
『この俺がおぶってやろう』
ふふん、という笑みが抑えられなかった。
何故か優越感がある。
gr「…では遠慮なく」
俺に乗る、というよりは重力に任せて俺の背中に倒れ込む様な形だった。
＿＿＿
zm「A!!俺国王殺ったで!!!そっちはどうや!?」
4人の通信に切り替えると
インカムをしている耳にゾムの声が刺さった。
『グルッペンの救助が完了した。今から帰る』
グルッペンは恐らく…寝ているな。
俺がいるとは言え無用心だぞ。
『ロボロ、帰り道が無い。どうしたら良いんだ』
rbr「あー…ゾム、その辺の兵士脅して制御室に案内してもらってや。脅してセキュリティ解除しとくれ」
zm「OK」
暫くすると針が全て収まり、道が見えた。
『こんな風になっていたのか…』
tn「さっきは45秒しか無かったもんな。
ゆっくり見ながら帰ってきてもええで」
流石にそこまででは無いな、と笑いながら歩く。
1階に行くとゾムに会えた。
zm「A…！グルッペンもおるな！」
『当たり前でしょ？こんなの朝飯前』
するとグルッペンが俺の耳を引っ張った。
痛い痛い。
『グルッペン、起きてるのか？』
gr「城内アナウンスが出来る部屋まで連れて行け」
突然の要求に2人で驚きながらも通信を入れた。
zm「城内アナウンスが出来る部屋ってどこにあるか調べてくれへん？なんかグルッペンが用あるみたいや」
rbr「えっと、3階に階段上り切って左やな」
『ありがとう』
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿
『ここだね』
目の前には��放送管理室��と書かれた扉。
zm「誰もおらんやん」
『グルッペン、着いたよ』
そう告げるとグルッペンは俺の背中からすぐさま降りマイクを掴みスイッチを入れ、
gr「やぁ諸君！この城は我々が占領した！
生きたければ私について来い！」
こう言った。
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パンダの鏡 - えっえっどうなるの? めっちゃ興奮して来たー(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 続き読んできまーすヾ(๑╹◡╹)ﾉ" (2022年1月9日 9時) (
レス) @page50 id: 861cbe94f0 (このIDを非表示/違反報告)
奈飴亜@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - あの...もしかしたらなんですが、公開する順番とか番号間違えてませんか？こちらの間違いだったらすみません(>_<") (2020年3月18日 9時) (レス) id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 2525さん» ありがとうございます！！ (2020年3月18日 8時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
2525(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます (2020年3月18日 0時) (レス) id: 4197fe5253 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 2525さん» 普通に間違えてました！ご指摘ありがとうございます！夜更新をする際に直させていただきます (2020年3月17日 13時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ | 作成日時：2020年3月8日 14時
