年上彼氏〜four〜

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コークハイって結局甘い


ただのハイボールにしとけばよかった




「一気に飲むなって」

「大丈夫だよ〜これくらい」

「す〜ぐ眠くなんで」

「いいの、帰ったらすぐ寝るから。どうせ、信ちゃんといられないんだし」

「どうせとかいうなや」

「だってどうせじゃん」



何言ってんだろ、酔ってるのかな？

うん、酔ってるのは確かたけど．．．なんかいつもと違う






「ちょっとしか会えないんじゃ、会えても会えなくても一緒だよ」

「．．．そうかもな」







違う、ほんとはちょっと会えただけで嬉しかったのに．．．


ちょっとでも一緒にいれて楽しかったのに



信ちゃん、怒るんでもなく、困るんでもなく、悲しそうな顔してる




こんなこといくらお酒入ってるからって言っちゃいけなかった





「．．．信ちゃん」

「もうでるか、新幹線逃しても困るし」

「え、あ、うん」



信ちゃんがお会計してる姿見ながら


いつ謝ろうかって考えてた







お店出て、外のモワ〜って嫌な暑さと湿気に包まれる




「ほな、気を付けて帰れよ」

「うん、信ちゃんもね」

「またな」

「うん、バイバイ」





そう言って信ちゃんは駅に向かって行った




信ちゃんの後ろ姿みて泣きそうだった


ごめんねって言えないままバイバイしちゃった

私サイテーだ




わざわざ会いに来てくれたのに


早く帰って休んでもよかったのに
私なんかに会いに来てくれたのに

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