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「 それでも、俺は 」 ３ ページ3
気付いたら
夏組、秋組、冬組
全部が揃って
カントクに近づく男が増えた。
例えば、夏組の一成とか 秋組の左京。
でもかと言って、
万里はカントクちゃんとか呼んでて馴れ馴れしいし
椋はカントクと遊園地デート行ったとかなんとか…
結局皆敵。
カントクは絶対渡さない。
ホントは学校なんか行かないで
ずっとそばに居たい。
そう言うとカントクが怒るから
言わないでおく。
でも怒ったカントクもかわいい。
カントクの作るカレーを美味しいって褒めると
喜んで笑顔になる。
だから
｢毎日３食、アンタの作るカレーがいい｣
っ言った。
何故か他の奴らに止められそうになった。
稽古だってカントクが言ったことは
全部直して努力した。
毎日すきって言って、美味しいカレーを食べて、美味しいって言って。
カントクの隣に立てる男のはずだった。
…その時までは。
続く (更新停止中)
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作者名：#樫 | 作成日時：2017年8月23日 3時
