53話 文化祭8 ページ4
谷山side
Aちゃんを抱きしめたら鈴くんの匂いがした。…。
谷山「…!へぇ…。」
A「ど、どうかしたんですか?」
Aちゃんの首元にアトがついていた。
谷山「Aちゃん…首元にアト…ついてるよ。」
A「え?あ、アト…?」
谷山「…キスマーク。」
A「えっ!?う、嘘…。」 カァッ。
Aちゃんが赤くなったのが分かる。耳までまっかだ。
鈴くんも随分と独占欲が強くなったものだね。匂いだけじゃなくアトまでつけちゃうなんてさ。
谷山「…。ま、それは俺も同じか…。」
A「え…?なんか言いました?」
谷山「…じっとしてて。」
A「え……。」
ちゅうっ。
A「!?…いっ…!」
谷山「うん。Aちゃんは肌が白いからキレイにつく。」
A「それって…。」
俺は鈴くんがつけたアトの横につけた。見せつけるように。
ぐっ。 ちゅっ。
A「んっ!?」
俺は顎をつかみ無理矢理俺の方に向けさせ、唇を重ねた。
A「っはぁ…!谷山さ…ん!?」 ちゅっ。
谷山「黙って…。今は…俺だけを感じて…。」
A「はぁ…っはぁ…。た、にや…まさ…。」
Aちゃんの目は潤んでいた。
谷山「っ…!」
ポスッ。
俺はAちゃんの肩に顔を埋めた。
A「た、谷山さん…?」
谷山「はーっ…。もうAちゃんは俺に襲って欲しいの…?そんな目で見られたら…止まらなくなっちゃうよ…?」
A「おそ…っ!?ち、違いますよ…!」
谷山「他の男の前でそんな顔したらダメだからね。もししたら…お仕置きだよ?」
A「おっ、お仕置き!?」
谷山「……。」 ぎゅうっ。
A「?どうしたんですか?」
谷山「やっぱり…好きだな…って。」
A「っ///」
するとーーーー
はな「Aーっ!?もー!どこ行ったんだろ?もうすぐ14時になるのに!」
A「!…はなの声。あっ、そういえば約束してたんだ!」
あぁ…。潤も言ってたっけ。体育館で何かあるって。
A「すいません谷山さん!私行きますね!」
谷山「うん。俺も後で体育館行くよ。またね。」
A「はい!」 タッ。
そしてAちゃんはいなくなった。
谷山「…はぁ。何やってんだ俺…。余裕無さすぎだろ…。」
俺も鈴くんの事言えないな。
谷山「…。さてと!体育館行って皆と合流しますか!」
トイレ行くとかいって全然戻ってないしね。早く行こー。
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時