【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ34)

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Episode133.領域ページ34

side.A

文句を言いたそうな顔をしていた一般人を"後ほど説明しますから"で教員寮へと向かわせた。
そこから直ぐに帳を降ろした。もちろん術師しか入れない効果を付与して。

宿儺｢……これは特級だな｣
貴方｢だね。みんなが辞めてそんなに経ってないのにコレとは。どんだけ恨まれてんのって感じだね｣

宿儺と領域内を歩く。行方不明者は相澤を合わせて5人。生徒たちはみんな普通科らしい。

宿儺｢…ふむ、先に本丸を叩こうか。領域を壊してから助けた方が良さそうだ｣
貴方｢賛成。数日経過してるって言うから生きてる可能性低いけどね。｣

それにしても、最近は事件が多すぎて呪いが溜まる。繁忙期過ぎた筈なんだけどな。
特に、毎年少人数ではあるが術師がいた士傑と雄英の呪霊被害が凄いことになっている。
まぁ祓う人が中に居なくなれば閉鎖的になったココに溜まるだろうね。

宿儺｢A。どうやらあれが本体だな｣
貴方｢そうだね。さっさと祓って行こうか｣

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領域が壊れ、元の姿に戻る。そこから自分の呪力を辿り、相澤を見つけた。
……相澤は、恐らく死んでるであろう生徒の前で気を失っていた。

宿儺｢……1人目、死亡だな｣
貴方｢…そうね。相澤もあてられてるし、回復までかかりそう｣

術式を使い2人を浮かせる。相澤はお守りのおかげでそれほど重症ではなかった。…そして、生徒は上半身しか残っておらず顔も潰れていた。

それから広い雄英内を探し回り、全員の死体を回収。帳を上げて補助監督へ連絡を入れたところ、私たちの姿が見えたらしく教師たちがこちらへ来てしまった。
……誤魔化そうと思ってたんだけどな。上層部に報告しなきゃだ。

根津｢磁操くん！｣
貴方｢来ない方がいいよ｣
根津｢なんで彼らが…！！｣
香山｢この子たちみんな…！？｣
貴方｢…状況を見てお分かりだと思いますが、相澤以外死亡。なんで最初に行方不明になってから私たちに連絡しなかったの？｣
根津｢それは、｣
貴方｢君の勝手な判断でこの4人は殺された。それは違いないよ。…宿儺、相澤の治療してて。硝子に来てもらう程でもない｣

雄英や士傑近くの交番には多くの窓がいる。結界のせいであまり注視は出来ないだろうが、それでも拐われたとなれば連絡はしてたはず。
実際調べてみたら、居なくなった当日であろう日に公安へ連絡が来ていた。

貴方｢……話はまた後日。｣

生徒を自分の考えだけで殺してしまったこと、一生後悔すればいい。