来世でお会いしましょう

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いつからだろう、こんなに自分が嫌いになったのは。
いつからだろう、こんなに周りが怖くなくなったのは。



『はは、』



ぐちゃぐちゃになった教科書。
落書きだらけの机。
くすくすと笑う先生とクラスメイト達。
これははたからみたら『いじめ』って思われるんだろうな。


違うよ、私が悪いんだ。



皆は教えてくれるんだ



私は何も取り柄がなくて、人に助けられないとなにもできない。
私は何も無い人間なんだと教えてくれた


でも、すごくみんなやさしいんだ



いつも言ってくれる




「お前は何もできないクズだけど、サンドバッグくらいならできんじゃね？」




こんなクズにも、ストレス発散の為に役立てるんだって。幸せだよ。
ありがとう、私の存在価値を見出してくれて。




「おい、笑ってんじゃねえよ。気持ち悪い」




『あ、ごめん、ね。』




お腹とほっぺが痛い。
あれ？私殴られたんだっけ


うまく声がでないや。



あ、そうだ。笑っちゃ駄目なんだ。



覚えとこう。
少しでもみんなに必要としてくれるように。


すこしでも皆と遊べるように。

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