万事屋の坂田くんは狼少年を愛しすぎている(参)

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新「と、言う訳で、青い椿の開発に成功したのは千川町だけなんです」


銀「…なるほどな」


新「一昨日のテレビでは青い椿を付けれるのは千川町の住人だけだって言ってたんです。
千川町住民が皆で協力して青い椿を作ったらしいので」






ただ、盗難車とかであれば、それは分からない





銀「よし、とりあえず千川町に行ってみるか」


新「…でも、確実じゃ」


銀「わーってるよ！
でも青い椿を付けてたのは本当なんだろ？
なら、盗難車にしろ何にしろ千川町で情報が得られる可能性が高い」


神「新八のおかげでAを助けるための道が見えてきたアル！！
早く行くネ！！時間は無いアルヨ！！」


新「…うん！！」






そうして、僕らは千川町に向かった




＿＿


＿＿＿＿＿






千川町に着くと青い椿が全面に推され、祝杯ムードだった



警察に盗難車の届けは出ていないらしい




銀「ここの住人の線が強くなってきたな」


新「“僕の城”って言ってたぐらいですから、大きい実験施設を持ってるんだろうと思ってたんですが…」






特別大きく建っているのは…

ふりかけ工場に、化粧品の開発施設、海洋生物研究所に、それから、ケチャップ生産所くらい…


そして、まあどこの町にもある市役所やら発電所、水を供給しているくらい施設があるくらい





新「気になるところと言えば、化粧品か海洋生物ですかね…？」




人体実験施設ということは隠していても、製薬会社とかあれば1番怪しいなと思っていたのに…




銀「とりあえず町の人に色々聞いてみるぞ」




僕らは3人手分けして、情報を集める事になった





が、




＿＿＿




＿＿＿＿







新「この町の人、全然話を聞いてくれませんね」


神「ホントアル…
無視されたり、ずっと笑ってたり…
なんか不気味ヨ」


銀「そうだよなァ…
まあとりあえずもう少し調べてみて、各自報告な！」




そのあとも
3時間調査して、それぞれの施設にも行ってみたが、ただただ人が働いて居るだけで、こちらには見向きもしなかった





新「あの！！スミマセン！」


「…」



無視された







新「なんか、人ってこんなに冷たいもんですか…」


神「みんな冷たいアル…」




僕ら見えてないのかな…？
あれ、僕ら見えてる…？


見えてるよな。←




そんな自問自答をしていると、銀さんがポツリと言った






銀「…なぁ、この街の住人…皆おかしくないか？」

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