及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ41)

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貴｢って事があるので、俺6月の2.3.4日は休みたいと思ってる｣

弟と仲直りした次の日の昼休み、一緒に飯を食っていた同僚千早に、なんの脈絡もなく突然その話をする

千早｢え、うん…え、お前は俺にどう反応して欲しいわけ？
俺も同じ日に休み取って一緒に応援行こうって言う誘い？｣

貴｢んなわけねーだろ｣

千早｢つらwww｣

貴｢3日とも休み取れると思う？｣

千早｢無理だろ｣

だよな、やっぱり…

貴｢じゃあせめて3と4は取りたいなあ｣

千早｢なんで3と4？｣

貴｢青城と烏野がどっちも勝ち進めば、3日で当たるらしい｣

勝ち進めばな

千早｢お前バレー部だったもんなあ｣

そうだよ
お前は高校の時から背ェ高くてバスケ部エースだったよないいなああああ！！！！

千早｢なんで睨むんだよ｣

貴｢別にィー｣

広げていた昼ごはんはもう食べ終えてしまった

ぐんぐんぐるとにストローを強めにぶっ刺す

千早｢荒れてんの？
ああ、出張決まったから？｣

貴｢は？｣

なに？
なんて？

千早｢え？違うの？｣

貴｢出張？俺が？｣

何言ってんだ千早は！ハッハッハ！！！

え？

千早｢朝言われたじゃん、お前7月20日から2週間ほど東京に勤務だって。院長に｣

院長に！？直々に！？

なんで俺は聴き逃していたのか

あー、そっか、3日休み取れるかなあって考え込んでたんだっけ

貴｢そんな気がしてきた｣

千早｢ま、東京の病院までお前の腕がいいって言う噂が広がってるらしいし？
出世だな！！｣

貴｢まあそれほどでも…あるけど｣

千早｢うわっ皮肉通じねえwww｣

そう言って千早が笑う

そんな話をしていたらだんだん思い出してきた

東京のすげえデッカイ病院って訳じゃなくて、規模ならココよりちょっと小さめの病院だった気がする

ここの院長と仲が良くて、整形外科の先生が足りないのでヘルプに来て欲しい、っていう感じだった…気がする。

千早｢ぃよっし！！そろそろ行こうぜ｣

貴｢ん｣

ぐんぐんぐるとも飲んだし、
椅子から立ち上がる

午後からも頑張るかね…

貴｢そういえばさっき睨んだのはお前がウザかったからだよ(笑)｣

千早｢うわっ、いらねーその情報！！｣

大袈裟に千早は顔を顰める

俺は今日の仕事終わったら、休み申請してみるか…

…勘違いされそうだから言っとくけど、ブラコンではねえから！！