及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ26)

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日向君の問に答える

貴「スパイク打つのも楽しいけど、俺はレシーブする方が何倍もゾクゾクするんだよなぁ

相手にとって『確実に決まった』っていうボールを上げてやった時
バカデカイ歓声を聞いて、相手が心底悔しそうな顔して俺を見てるんだよ

あん時は、鳥肌が立ったな」

日「...！」

まぁ元々タッパがなかったって言うのもあるんだけど

烏「ドSだな」

貴「それほどでも♡」

取っておきの笑顔で言うと、目をそらされた

日向君は多分悩んでいる。

試合を見てない俺には何に悩んでいるのか判断出来ないが

まぁそれはおいおい解決するだろうさ

いいチームメイトもいるし

貴「あ、そだ。烏養さん
名前なんでしたっけ？
デカイ...髪括ってるやつ」

烏「ん？あぁ、東峰のことか？」

貴「んん、多分...？」

烏「で？東峰がどうかしたか？」

貴「1回しか見てないんで偶然かもしれないけど、ジャンプから着地の仕方。
アレ、いつか膝壊しますよ」

烏「は！？」

貴「着地する時、膝が内側に入ってたんですね。
あの着地は膝に不可がかかりますし、治させた方がいいですよ」

烏「なるほど...さすが医者...」

いやぁ、それほどでも！

てか一時徹もその飛び方だったんで、つい目がいっちゃって

日「医者なんですか！？
すげぇー！頭いい！！」

夏「お医者さん！！」

貴「日向君が、うちの病院きたら俺が担当医になってやるさ！(できるかは分かんないけど)」

日「マジすか！！あざっす！！
あ！あと、呼び捨てでいいです！！！」

あ、まじ？やったぁ
面倒だったんだよねー、君付け

てか、もう８時半過ぎてんじゃん

貴「よし、お子さん達、もう帰るぞ
あ、日向チャリ車に乗せといて」

日「あ、スンマセン！アザッス！！！」

ペコペコっと二回お礼して車に向かう日向を確認して、烏養さんに視線を戻した

貴「烏養さんも送りますよ！
乗ってってください」

結局烏養さんちで酒飲むのは無理だったけど…
残念です

烏「いや、歩いて五分くらいだし、大丈夫だよ」

貴「Oh～」

烏「ま、また今度うちで飲もうや」

やだ、烏養さんイケメン

貴「喜んで！！」

烏「じゃ、会計してくるわ
また明日な！寝坊すんなよ～」

俺は財布から三千円出して烏養さんに渡す

貴「これ」

烏「え、いや、奢r((貴「じゃ、失礼しマース！！」おい」

１人1000円

烏「こういうとこ、律儀だな、Aは」