万事屋の坂田くんは狼少年を愛し過ぎている

４０ 取 ページ41

取材の人、明元くんっていうらしいです

明元 八分楼くん



なんか、漢字かっこいい感じするけど平仮名読みしたら『明元はぶろう』だからね

かわいそすぎるわ



まぁ、関係ねぇんだけどな！！


明元「失礼ですが、身長何cmですか？」

貴「は？なんです？」ニコッ

明元「ﾋｨｯ、いや、プロフィールに載せようと思っているので！教えてもらえたら...その」



かわいそうになってきた


貴「...167」ボソッ


明元「え？」


貴「ひゃく！ろくじゅう！！ななっ！！！」



何回も言わせんじゃねぇ！

あほ！


明元「はい！！アリガトウゴザイマスッ！」


明元くん、でかいからいいよね
...いや、でもそんなに変わんねぇだろ

うん、変わんないよ？うん←


貴「...明元何cm？」

明元「僕ですか？僕は185ですね」


じっ


自慢かコノヤロォォォォオオオ！！！！



167も185もそんなに変わんねぇし！
ふざけんな！
俺がちっちぇーからって調子乗ってんじゃねーぞ！
てか、俺はちっちゃくねぇ！！



貴「へ、へぇー？そうなんだァ
ふーん。
もう、次の質問移ろうな？」


明元「ハイ！分かりました！
あ、あの僕ちっちゃいとか思ってないですから！」

貴「うっ！」


グサッと来たよ
心理的に串刺しだわ

アレだよね、無自覚が一番タチ悪いよね


ただ、無自覚に何言っても話が通じないことは俺が一番わかってるし

例えば、黒髪ロン毛野郎とか
ここではまだ出てきたことないけど

...ハァ



あ、話ずれたね


明元「じゃあ...〜で、〜ですが、どうです？」

貴「いいと思いますね〜」the適当☆




￣￣￣￣

￣￣￣

￣


明元「よし！以上で取材を終了します！
ありがとうございましたぁ」


貴「あ、まってまって
俺、実は今日でモデル業辞めるんだよ

実は手違いでデビューする事になったから、一回限りのモデル業で...」


明元「え、エエエエエェェェエ！？」


貴「それで、明元くんの雑誌でその旨を伝えて欲しいんだけど、イイかな？」


明元「あ、了解しましたっ！
でも、勿体ないなぁ
こんなにかわ...カッコイイのに」


今カワッテイッタヨネ？
はぶるぞ、明元くんよ


明元「じゃあなるべく早く出版致します！」

貴「あぁ、よろしく
あと、彼女いるから近寄らないでって書いといてよ」

明元「え、彼女いるんですか！？」

貴「うん、いるいるー」


明元「了解しましたっ！
では、失礼しますっ！！」

貴「はいー」






...よし、俺も帰ろ
あぁ、疲れた

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