万事屋の坂田くんは狼少年を愛し過ぎている

１９ 朝 ページ20

次の日の朝


貴「もー！！！
遅れるだろうがァ！！離せバカッ！！」

銀「やだァァァァ！
こんなに朝早く出るとか聞いてないもん！
もーちょっとAと過ごせると思ってたんだもォォォん！！！」

貴「だーかーら！
1時すぎには帰って来るっつってんだろ！？
いい加減にしろッ！」

銀「グフォッ！！」

貴「じゃ、またあとでな」

銀「A〜…泣」



俺は銀時の顎に膝蹴りを食らわして万事屋を出た

今は7時30分
今日はバイト初日で色々教わるから早く行く

その事で朝から銀時と言い合いになってたってわけですね

俺も立派な大人だし、1人で外出くらい出来る
銀時は、送り迎えするとか言ってたけど全く必要ねぇし。




貴「こんちわっす」

店長「おー！いらっしゃい！！
今日からがんばりましょうね！」

貴「うっす」



店長はやる気に満ち溢れた様子だ

ちなみに男で35歳。奥さんもいるらしい




なんだかんだ9時になった←
開店してからもう30分たち、客も増えてきた様だった

…異様に。


女1「こっちぃ注文お願いしまぁす♡」

女2「わたしのところにも来て下さぁい♡」


貴「ただいま伺いますので、少々お待ちください(ﾆｺｯ)」


女共「「きゃぁぁぁぁぁ♡♡♡」」



頭痛くなるわ

甲高い声を聞きながら必死に営業スマイルを振りまく俺


注文を聞きに近くに行くと
声は一層高くなり、目は笑っているようで何かを狙っているような怖い目だ。

さらには香水がめちゃくちゃ強い


アレだから。

俺は仮にも狼男だから！
匂いにすっごく敏感なわけでありまして。


吐きそうになってきた←


貴「ご注文は？」

女1「えっとぉ、、クレープinパフェのチョコとぉ」

貴「…と？」

女1「…お兄さんで♡/////」


何照れてんの
ねぇよ、そんなメニュー

俺はどうするのが正解なの？これ



貴「ァ……ハハハ」


どうしようか、コレ
店の評判が下がるのだけは下げたい

ここは紳士的にナチュラルに断れ！

頑張れ俺！！


貴「…い、やだなァ、お姉さん
俺は売り物じゃあ無いですよ？(ﾆｺｯ)」



…紳士的ってなんだっけ？死


女共「「ぎゃぁぁぁぁ♡(吐血)」」


貴「え、あの」

女３「もう心臓が…！///」

女４「アタシ、肺が潰れた…///」

貴「…ハハハ
お会計はこちらになりまーす」









貴「もー…やだ←」

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