及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』IV

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。






貴「…よし、着いたぞー起きろー」




あの後帰ってきた烏養さんに、あれお前顔赤くねえ？と聞かれ、うるさいなあ！！！と逆ギレしたら無言で炭酸投げられた俺ですが、なんとか烏野に到着しました



あ、こういう事は俺と烏養さんの間ではよくある事なので気にしないで



そして先生は終始微笑んでました。




あの人意外と怖いな、気を付けよう





烏「おい、寝てる奴起こせー」





皆眠そうな目をゴシゴシ擦ってあくびをしながらバスから降りていく





･





烏「じゃあ、今日はここで解散！」

武「お疲れでした！」


「「「 ッシター！！！ 」」」



バスから降りた俺達は荷物を片付けて即解散となった


明日は休みらしいが俺は仕事だ辛い




職員室に寄るという武田先生と帰るために車に乗り込んだ烏養さんに挨拶して、駐車場まで来たはいいが、あ、そういえば車ないんだった




しまった、あほだ






…仕方ない、母を召喚するか




と、スマホを出すが充電がない。






なんという事だ




烏養さんは帰っていったし、武田先生は何となく気が引ける

そして何しろ職員室は遠い←




…部員に携帯借りて電話するか。




部室行ったら誰かしらいるだろ





そう思って歩を進める





((ｶﾞﾁｬ))




貴「おぅーい」


田「お、Aさん！
どうかしたんスか！？」


貴「チョット電話貸してくんね？
アイス奢るから」


田「え、マジすか！！いいッスよ！！」



田中に携帯を貸してもらう



貴「お前だけ？
他の奴らは？」


田「もうみんな帰りました！
俺はちょっと部室に忘れ物しちゃって取りに帰ってたんス！！」


貴「あ、そなの？」




電話番号を打ち込み、家の固定電話にかける

母の携帯電話の番号なんて覚えてないからな





母『ハイ、もしもし及川です〜』

貴「あ、もしもーし？
Aだけど」

母『あー、なんだAか〜
声作って損したわぁ〜喉痛い。』



…母よ

そういうの思ってても口に出さないで




貴「あのさぁ、烏野まで迎えに来て欲しいんだけど…」

母『え、ごめん無理…
父さんと晩酌しちゃったから…』

貴「え」



いつもしないじゃん
なんで今日に限って仲良いの2人




貴「…分かった、歩いて帰るわ…ウン」

母『寂しいなら徹行かせようか？』

貴「いやそれは辞めて？
てか別に寂しくて電話かけた訳じゃないし」

母『あ、そう？なら頑張ってー』



容赦なく切られる通話


…辛い

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