秘密の多い雪女

驚きと誘い ページ5

福「もしかすれば君の妹はもう君を闇に染めたくなかったのかもしれない。」

『え…？闇…に、染めたくなかった…？だとしたら…俺はどうすればいい？光の世界で生きるとしてもどうやって生きればいい…？』
気付けばそんなことを口走ってた。また溢れそうになる涙を必死に堪えながら。

福「小泉八雲。君は妹の願いを叶えてやりたいか？君が…光の世界で生きると言う願いを…」
叶えたいか？決まってる。そんなこと…

『叶えてやりてーさ、あいつの願いなら…でも俺にはできねーよ。ホラ、俺はポートマフィアじゃねぇか。』
福「その願いを叶えることは簡単だ…八雲…

光の世界で生きてみないか。

誰かを助ける…武装探偵社に入らないか…？」

武装…探偵社…？あの人虎や包帯野郎がいるって言う…？光の世界…誰かを助ける…あぁ、これがあいつの…皐月の遺言の意味…なのかな…

『俺は認めた奴の命令にしか従わない。つまり…認めたんだよ…あんたを…俺を、光の世界に連れていってよ…』

福「認めてもらえて何よりだ。さぁ行こう、八雲。今からお前のいるべきところは…

武装探偵社だ。」

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