秘密の多い雪女

出会い 福沢諭吉side ページ4

猫と戯れている人を見つけた。でも何やら困っているような感じがしたので声を掛けてみると子猫が餓死しそうだと言う。なので持ち合わせていた煮干しをやった。

子猫が私にすり寄ってきた。かなり嬉しい。

この子猫を心配していたこの子。名も知らぬのならなんと呼べばいいのか分からないので名前を聞くと
「俺は小泉八雲。あの…さ、煮干し、ありがとな。お陰でこの子猫餓死から逃れることができたみてーだ。」
子猫を助けた者に礼を言うとは、律儀だな。名前を教えて貰っておいて教えない訳にはいかないので私も名前を言った。すると一瞬顔をしかめた…何故だ？

小泉八雲……何処かで聞いたことがある…
「君は小泉八雲と言うのか…ん？小泉八雲…？まさか、ポートマフィアか⁈」
小泉八雲。聞いたことがあると思えば確か首領秘書の小泉八雲か⁈と思い聞けば、その通りだと言う。しかし何故か彼女は悲しみにくれた顔をしていた。

聞けば悲しみに暮れているらしい…何故だ…？
「それは…どう言う意味かな？」

『妹がさ、死んじまったんだんだ。俺はポートマフィア。誰かが死ぬのなんて飽きる程見てきた。でも…あいつが…皐月が死ぬところを見たら…悲しくなっちまってよォ…だからこんなとこを歩いてたんだよ。苦しくってさ、あいつの…遺言は…俺には難しいから…』
遺言…？それは…
「遺言とは、とのようなものか？」敵であるのに何故か気になってしまった。何故だろうか。

『光の世界で生きて。だとよ。暗闇の中で生き続けてきた俺には…難しすぎる…。」
あぁ、そうか…
「もしかすれば君の妹はもう君を闇に染めたくなかったのかもしれない。」

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敦くん出てこん…(´・ω・)
後福沢さんの一人称「私」であってるんかな…後口調がうまく掴めん(´；ω；`)

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