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昨日… ページ12
先生に頼まれて一緒に今日提出だったワークを運ぶ。
なんでも前に授業したクラスから回収したのを持ち帰りそびれたから手伝わせたとか。
「これどこまで運ぶんですか?」
「数学教室まで。」
へぇ。
「先生いつもそこでチェックとかしてるんですか?」
「まぁね。あそこなら人通らないし、そもそも誰も来ないから集中できるからな。」
人来ないんだ………
「また、邪魔しに行きますね♪」
「邪魔には来るなよ。」
すかさずツッコミ。
こういうノリが好きだ。
「…っ……」
?
先生が何か発しようとした。
「どうしたんですか?」
「………いや、あれから、大丈夫?」
あ、昨日のこと…気にしてくれてたんだ。
考えようにしてたから少し気分が重くなった。
「まあ、なんとかなってますよ!」
頑張って笑顔。
大丈夫とは…言えなかった。
「そっか。
無理すんなよ。」
その言葉が本当にあたしの無理に気づいてるのか、単に社交辞令的なのかは、あたしにはわからなかった。
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作者名:ひとみ | 作成日時:2014年8月22日 2時