秘密事 (ページ1)

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これからはじめての挑戦をするんだ。

一人だけの静かな廊下を歩く。

たかだか教室に行くだけでここまで緊張したのは初めてだと思う。

そっとドアに手をかける。

なかなか体が動かない。
自分の緊張っぷりに自分でびっくり。

ガラッ

勢い良くドアを開けた。

「…先生。」

目の前に大好きな先生がいる。

谷本優輝。
数学の先生で20代の若い先生。

背が高くて(聞いたら175㌢だとか)、スタイルがなかなかいい。

背中がシャツであまりわからないけど逆三角。

肩幅が広くてお腹が引き締まってる。

もー惚れます。

大人の男って感じで鼻がとっても高くて目が大きいわけではないんだけど小さくもないいい感じのライン。

髪型は初めはキチッとストレートだったけど最近は少しだけいじってるみたい。

はやりの髪型で似合っててかっこいい。

はい。
ベタボレなんです。

「…何？」

そんな先生が作業をやめてこっちを見た。

「いっ、今話があるんですけどいいですか？」