生徒会ホワイトデイEXTRA ページ20
『あの後は、タクシー移動でラクチンでしたねー』
「そうだな。今日もリップ付けているの、A?」
モチロンですっ、と唇をチュウの形にするA
艶のある唇に、会長もドキッとして目を逸らした。
早朝の、まだ誰もいない学校。
先日買ったバレンタインのお返しを、大きな
段ボールに入れてふたりで運び出す。
校舎の廊下には生徒用のロッカーが並んでおり、
心を込めてバレンタインのお返しを差し入れてゆく
『今年ラストだから、喜んでくれるといいですね!』
「あぁ、…最高のホワイトディにしてやる!」(ドヤ顔)
段ボール箱いっぱいに入っていたお返しも、
最後の一個となった。
なぜか私のロッカーの前に辿り着く。
「三年間、生徒会長の俺と共に歩んでくれて、本当に
感謝している。Aが居るだけで…とても心強かった」
『最後の最後までニクい演出ですね。』
お返しの紙袋を手に、真剣な表情で伝えてくる。
Aはおもわず嬉しさに涙が溢れ、恥ずかしさに
下を向いてしまう。
涙を滲ませるAに、会長は慈愛に満ちた眼差しで
優しく抱き寄せた。
「好きだ。これからも、ずっと…俺と共に__」
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みつ丸(プロフ) - 神崎さん» 有難うございます!ドラマの郡司先生、とっても魅力的ですよね。これからも宜しくお願いします☆彡 (3月31日 21時) (レス) id: 8f46f7c20d (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 大好きな郡司先生の小説を読めて嬉しいです✨ (3月31日 18時) (レス) @page33 id: 225664e10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつ丸 | 作成日時:2024年3月5日 19時