酒(sh) ページ45
sh side
sh「……はぁ」
今日は仕事でミスするし動画編集は捗らないしで散々だった。
気分転換に出かける、などという発想も気力も持ち合わせていなかったため真っ直ぐ帰路に着く。
sh「ただいま」
靴を脱ぎ玄関からリビングに移動する。
「おかえりシャークん。晩飯出来てるよ」
すると、キッチンの方からひょこっと姿を現すきりやんがいた。
sh「え、ああ……ありがとう」
俺は着替え、食事で彩られたテーブルを見て関心しながら席に座る。
kr「ほい、シャークん」
渡されたのは1本の缶ビール
sh「俺飲めないんだけどw」
kr「はぁ？そんなこと知ってるし」
じゃあなんで渡してきたんだ？という疑問が出てくる。
kr「……今日あった嫌なことなんて忘れて俺と一緒に楽しいことやろうぜ？」
唇に人差し指を当て弧を描く表情は何処かうずうずしているようにも見えた。
sh「……ふっ……偶にはいいかもなw」
お前が1番の癒しであり嫌なこともいい事も共有してきいたい、だなんて恥ずいから言わないが。
kr「シャークん？どうした？」
此方に微笑みかけるきりやんを見て
sh「……いや、好きだよ」
つい思っていた言葉が零れた。
kr「……は？！そんなこと知ってるし！」
俺の言葉に反応したきりやんの表情がみるみると紅くなっていく。
sh「の割には顔赤いぞ？」
きりやんの反応が楽しくてつい虐めてしまう。
そんな事をしているもんだからもうすっかり心に住んでいたマイナスの感情は溶かされてしまっていた。
kr「もう！シャークんなんて知らない！」
sh「ごめんてw」
sh「……なぁ、きりやん」
kr「ん？」
sh「ありがとうな」
kr「ん。」
お前となら何時だって楽しいよ。
ビールを一口含んでゆっくりと
食事が終わったら何をしようか。
お前とならなんだって楽しいよ。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - -
作者です。
皆さんあけましておめでとうございます。
作者は寝坊ばかりしています。
寝正月にならないように努力します。
さて、実はshさんは一人暮らしです。
では何故、shさんはkrさんの存在に驚かなかったのでしょうか。
理由は恋人であるkrさんに鍵を渡してあることを思い出しそれで開けたのだと瞬時に理解したからです。
また、krさんはお酒大好き人間ですが、shさんはあまり飲めないという情報があったような気がしたので書きました。
成人済みの方、お酒は程々に。
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雫(プロフ) - ユリな♪さん» 初コメ及び感想ありがとうございます！亀更新ではありますが暖かい目で見ていただけると幸いです。また、リクエストなども受け付けておりますので良ければ気軽にどうぞ(*´∀｀*) (2021年1月6日 14時) (
レス) id: 2040c04e65 (このIDを非表示/違反報告)
ユリな♪ - 初コメです！！めっちゃ好みで楽しめました！！控えめに言って神だと思いました！！更新頑張ってください！(*´∇`*) (2021年1月4日 3時) (レス) id: e0df785259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2019年11月3日 17時
